2010年10月09日

出張

明日から年末までお仕事でアメリカ行ってきます。英語とかあれなのでそれなりに不安なのですが、きっと何とかなるでしょう。多分。食生活は割と心配です。脂肪率が急増しないかとか。
携帯はローミングしないんで、つながりません。もし連絡する場合は、PHSのメールを転送するようにしてるので、それかあるいはGmailあたりにお願いします。ネット回線はあるはずなのでTwitterとかでも大丈夫。

2010年10月03日

オカ学感想

世紀末オカルト学院見終わってガックリきた。まあ、勝手に期待して勝手に裏切られただけだけど。

最初の頃はサイトにムーの編集者との対談があったり、ゴチャゴチャしたOPの映像とかで結構期待していたんだけどなあ。オカルトオカルト言う割にはオカルト分に欠けるというか、中盤なんかはモスマンとかにぎやかしに出てはいたものの、文明とかマヤとかの人間ドラマだけが主眼だったし、後半の超展開も今一納得できない。終盤の話のテンポは良いんだけど。
文明と美風との絡みは絶対オチがあるとは思っていたけど、美風は実は黒魔術師でした! そして学長を狙っていました! いろんな怪奇現象の全原因であり、ボスでした!
とかさ....。そして実は千尋も白魔術師でした! ずばーん! といって空中に魔方陣が出てどんがらどんがら魔法を打ち合うリリカルなのはのようなバトルをされてもねえ。グッタリ。オカ学的にはなのははオカルトなのかも知れないけど。
最後のオチというか、捻りというか、文明が過去の自分に会うとダメというのも、それのせいで宇宙人が侵略していくというのは意味不明だった。まあそもそも常識的に考えて過去の自分と会っても問題ないよね!

個人的にはオカルトをあつかう作品であるなら、曝くことが一つの柱であって欲しいなあと思う。というかそれを期待していた。謎がばんばんばんと幾つか提示され、それらの謎を解いていくうちに、それらが一つに繋がって大きな構造が明らかになる。フリーメーソンでも魔術結社でも宇宙人でも蕃神でも何でも良いんだけど、そういった歴史を左右する力とか、社会を支配しているモノなどが明らかになるのが(そしてそれに対抗するのが)、オカルト作品のカタルシスではないかと思う。
それは現実的に考えてあり得ないよね、というのでも全然かまわないんだけど、少なくともロジックはあってくれないと困る。それこそMMRでOKなんだけど。

というわけで不完全燃焼なんですよ!
色々不可思議な現象が起きたけど、結局美風個人の陰謀でしただし。大した伏線も張られてなかったけど。結局、美風が何をしたいのかよく分からなかったし、それぞれの謎の繋がりもあんまり明確にならなかったし。それはまあ読めてないだけかも知れないが。
世界を救おうという努力自体が、世界を破滅させていた、というネタは非常に好物ではあるんだけど、そういったループをどうやって破壊したかというと、自立に目覚めて過去の自分の力を取り込んだ主人公のイヤボーン! というのもガッカリ。演出は良かったんだけど。

あ、キャラクタは良かったと思う。
他は煽るだけ煽られてうけ流された感じ。せっかく面白げな題材をあつかったのに、上手く調理しなかったというか、肉とタマネギとニンジンとジャガイモとカレールーを用意して、よし今晩はカレーだとか思っていたのに、出来たのみたら肉野菜炒めだった気分。
あれ、カレールーは何処に行ったの?