2010年11月28日

ニューヨーク

ニューヨークに行ってきたので日記を書く。
しかし人生でニューヨークに行くというイベントがあるとは思いませんでした。しかも日帰りで。そもそもアメリカに来ることがあるとも思っていなかったけど。

サンクスギビングデーで四連休がとれたので、どっかいきたいねえという話をしてたら同僚が企画してくれました。最初は車で行く、電車で行く、バスで行く、飛行機で行くの四択だったんだけど飛行機以外はすべて片道9時間。移動だけで一日つぶれてしまうけど飛行機は連休は高いらしいし、やっぱやめるかーと思っていたけど幸い格安航空券がとれたので一番楽な飛行機で行くことができました。AmericanAirlineの日本語サイトはなかなかクソで予約するのに三時間かかった。
一番楽な飛行機でも空港への移動時間や待ち時間を考えると片道三時間弱、合計六時間はかかっていることを考えると、早朝出て深夜に帰宅で頑張れば結構見て回れるんだなあというのと、回れるけどしんどいなあと言うのと。
よく考えれば東京から北海道に行くぐらいの距離はあるんだよなあ。札幌日帰り観光とか言われたら絶対する気はおこらないな。

とりあえずいったとこリスト。
・ロックフェラービルの展望台
・ロックフェラービル前のスケート
・アメリカ自然史博物館でプラネタリウムと展示をみる。
・チェルシーマーケットで昼飯
・サークル・ライン・クルーズ2時間遊覧コース
・タイムズスクエア
・エンパイアステートビルの展望台

全く知らない待ちで電車やバスの勝手がわからず右往左往した割には結構見て回れたんではないかと思います。その代わりほぼノンストップだったので疲れ果てましたが。行く前はニューヨークと言われても全くぴんと来なくて、思い浮かぶのはせいぜい自由の女神像とか世界貿易センタービルとかぐらいと、あとGTA4のリバティーシティーのモデルだよなあ、治安大丈夫かなあ、ニコ居ないよなあと言うことぐらいだったので、少し具体的なイメージが持てました。
これで人と話していてニューヨークの話題が出たときは、
「あーニューヨーク二年前行ったわー、ちょうど二年前行ったわー」
とかそういうかっこかわいいことがいえるようになったので嬉しいですね。

■時系列で記憶メモ。
朝四時起きの四時半出発。眠すぎて困る。六時発の便で、七時半前にLGAとか言う空港に到着する。そういや最近話題の全身スキャナーがあったけど、なぜか僕だけ普通のゲートで良いよといわれる。やはりあふれ出す人徳は隠せないようだ。LGA空港は街中過ぎてビックリ。マンハッタンもほど近いのに、なぜか地下鉄には接続していない。バスやタクシーの運転手の雇用を守るためという噂もある。アメリカ人の考えることはよくわからない。一日乗車券を買って、バスに乗ってマンハッタンの125Stに到着。早速バスの降りる場所を間違える。すごく久しぶりに都市に来た。二ヶ月弱ぶりの電車に乗ってロックフェラービルを目指すが、早速どの電車に乗ればどの方面に行けばいいのかわからない。終点などを見てとりあえず乗ってみたら、方向はあっているけど降りたい駅はスルーされる。急行だった。ちなみに後でUptownというのが北、Downtownというのが南と言うことがわかる。グランドセントラルで降りて汚い地下鉄から出ると、突然妙に豪華な駅になるのでビックリ。「TOP10」のグランドセントラルはここが元ネタなのかな。
地上に出て歩いてロックフェラービルに到着。八時半ぐらい。TopOfTheRockの受付のお姉ちゃんから予約していたCityPassを受け取るも、今展望台行っても視界ゼロといわれたので、とりあえず少し間というと言うことで、ビルの前のスケートリンクでスケートをする28ドルも取られた。小学生以来なので滑り方がわからず、とりあえずスキーの気分で滑る。そしてこける。靴が足の骨の突起にあたり痛いのと使わない筋肉がすぐに悲鳴を上げたので15分ほどであがる。しかしいまいち何でこんなところにスケートリンクがあるのか理解しがたい。ニューヨーカーは滑るのが好きらしい。あ、そういえば日本人いた。こっちではほとんど見かけないので、新鮮な気分。もういいかということで展望台に上る。なぜかはわからないけど、空港的持ち物検査を受ける。テロの影響かしら。視界そんなに悪くなかった。高いところに上れてすごくテンションが上がって写真を撮りまくる。ちょい寒かったけど、景色はすごいいい。セントラルパークから摩天楼まで一通り見渡せる。自由の女神像も、ちょこっとだけ見えた。大満足で降りて、今度は自然史博物館に向かう。また急行に乗ってしまい降車駅を逃す。どうも急行と鈍行で路線名がちがうことがわかった。どの路線がどの駅に泊まるかは地図に書いてあった。
11時頃自然史博物館に到着。鞄の中だけだけど、やっぱり手荷物検査を受ける。11時半からプラネタリウムを見る。僕のイメージしているプラネタリウムと違って、半球のスクリーンにプロジェクターで映像を映すという、形が変な映画じゃねえかという代物だった。別に良いんだけど、黒があんまり黒くないので、プラネタリウムの感動は全くなかった。おかげでよい睡眠がとれました。おなか減ったけど、一通り見て回るかと言うことで、世界各地(除く欧州)の動物や風俗の展示を弾丸的に見て回る。東西アメリカ大陸、太平洋諸島、アジアなど。あと恐竜とか。展示はなかなか面白そうなんだけど、残念ながら時間がないのと空腹なのと。ナイトミュージアムを見てからだとなお楽しめたという噂。亀の骨をおなか側から見えたのが面白かった。
よし飯に行くかと言うことで、外れがないという噂のチェルシーマーケットに行く。いまいち場所がわからなかったので、降りる駅を間違えて、結構あるく羽目になる。南北は間隔が短いから思ったより早く着くことが多いけど、東西は結構遠い。
2時過ぎに到着。レストランが集まっている的なものを想像していたんだけど、全然違った。なんかこー、おしゃれ風味というかなんだろう、横浜の赤レンガ倉庫的な何か。色々店は並んでいるんだけど、なんだかよくわからない。どうしようという困惑を覚える。色々悩んだ結果、適当な店に入る。フライドチキンとワッフルというセットがあって、なんだこちゃ意味がわからないと思って頼んでみたら、すごい待たされたあげく、本当にフライドチキンとワッフル(+メイプルシロップ)が出てきた。さすがアメリカ人、意味がわからない。フライドチキンは割とおいしかったけど、ワッフル堅すぎ。微妙。ちなみにこの日食ったのは、出る前に食べた食パン4枚とこれだけだった。基礎代謝すらカバーできていない予感。何ともいえない気分になりながらマーケットを出る。
サークル・ライン・クルーズの港に向かう。さすがにもう地下鉄は勝手がわかったけど、今度は駅から港までが果てしなく遠い。すでに疲労困憊の身にはきつすぎた。バスを使えば良いんだけど、どこにつれてかれるかがよくわからないので頑張って歩く。
4時のクルーズに乗る。なぜか3:45ごろ出発。船は窓は汚いけど、外は寒いという困った感じ。マンハッタンを南に半周して戻るコース。南側の摩天楼とか自由の女神像とか何とか橋とか色々一通り見られるコースだった。最初はそれでも少し元気があったので外に出る。海側に出ると本当に寒くて寒くて手袋を持ってこなかったのを後悔したけど、色々良い感じで見ることができたのはよかった。夕方出発だったので、だんだん日が落ちていって景色が変わっていくのが見られた。特に意識したわけではなかったけど良いタイミングだった。しかしずいぶん既視感があるなあと思ったけど、よく考えたら全部GTA4だ。アレよくできてるよなあ。日本を舞台にしたのが欲しい。東京あたりで。それにしても寒かった。戻りはさすがに疲れ果てて、中に戻ってよさげな時だけ外に出るヒットアンドアウェイ方式に変更。もうこの辺で下ろしてくれないかなあGTA4だったら好きなときに飛び降りて陸まで泳ぐんだけどなあと思ったけどゲーム現実の区別がつく人間なので港までおとなしくしてました。
エンパイアステートビルまで行きたいけど、駅まで歩くのはないなーと思ったので意を決してバスに乗ったら、単に東西を往復しているだけと言うことが判明。なんだおい、そんな簡単なことだったのか。途中吉野家を発見する。路線図を見てたら、タイムズスクエアを通ることがわかったので、ついでに降りて写真を撮る。高島屋タイムズスクエア的なものを想像していたんだけど、全然違った。だからどうした的な町の風景だったんだけど、街頭ディスプレイが結構高精細なものが多いのは面白かった。あと上野三丁目の交差点に少しにているような気がしたけど、気のせいかもしれない。
写真を撮って電車に乗ってエンパイアステートビルに行く。6:30ぐらい。7:00にはマンハッタンを出たかったので、すいていたら見るぐらいにしようと勢い。やっぱりボディチェックを受ける。いいかげんアメリカ人はパラノイアですね。混むって言うけど、全然混んでないじゃーん。と思って80階にいったら大行列。どうも86階へ行くには別のエレベータに上る必要があるらしい。トラップされた気分。戻るのもなんだなあと思って待ってたら結局二十分以上待つはめに。展望台から見えるニューヨークの夜景は、本当にすごい綺麗だったんだけど、時間が全くなかったので、五分弱で撤収。残念すぎる。
もどりしな調べてどうも来たときの電車を逆に行ければ空港の近くに着くらしいと言うことがわかったので、急行っぽいのに乗る。スーパー焦る。エクスプレスって行っているけど各停だった。謎。駅を降りたらすぐバスが来たので飛び乗る。8:10ぐらいに空港に到着。いろいろタイミングがよくて、結局予定通りにつく。すばらしい。
21:10発の飛行機に乗って10:45に到着。離陸時のニューヨークの夜景がまたすごくよかった。碁盤の目の夜景は綺麗ですね。11:30ごろ帰宅。うーん田舎だ。


なかなか楽しかったです。使い方のよくわからない交通機関とかがだんだん理解できるようになってくるのとか面白いですね。
この先行くことはないような気がしますが、とりあえず行ったといえることはしたような気もします。

2010年11月08日

今日は近くの公園に散歩に行った。アメリカ人知らない人に挨拶してくるからびびる。Hi! じゃねえよ。とっさに返せないよ。
挨拶するのは僕は怪しいと思われたからだと思うけど。このあたりにほとんど居ないアジア系の人間が近所の人間しか来ないような林の中の散歩道を会社に行けるようなセミフォーマルな格好で歩いていたら怪しいのかもしれない。
公園は行って帰って五キロぐらい何で結構ちょうどいい感じなので、また今度行ってみよう。

しかしアメリカ人、いくらアメリカだからって調子に乗って英語ばっかりしゃべりすぎなんだよ。もうちょっと国際的になっていろいろな言語を学ぶべきなのではないかと思う。
日本に観光しにくるアメリカ人とか平気で英語で道聞いてくるのはなんなんだよ。もうちょっとこう、現地の言葉で聞くという努力を見せないのはなぜなんだ。旅の指さし手帳的ななにかでいいからさ。おまえら秋葉原で買えるものを楽しむには日本語できる必要あるだろうと、つまりはそういうことが言いたい。

英語がもうちょっとできるようになってリスニングできるようになったら、日本で英語で話しかけられたときは全部日本語で返してやる。絶対英語では返事しないぞ、と思いつつ英語の勉強をする。


PCを新しくしたい。
来年頭で三年使っていることになるし、そろそろ替え時だと思うんだけど、SandyBridgeが来年夏なのでとりあえずは待ちな感じだ。そういやBulldozerもでる。併せて OCZ RevoDrive X2 を買ってCrystal Disk Markを動かしてにやにやしたい。それでもって液晶の片方をHD液晶に換える。いい加減BDをアナログ接続にしないと見られないのは勘弁だ。さらにPS3を買って....
あとオーディオI/Fもどうにかしないとなあ。SE-U33GXVなんかすごいノイズ乗るから新しいの買いたいんだけど、ソースとスピーカ/ヘッドフォン以外を買えてもあんまり音の違いがわからない人間なので、お金かけるのもなあ。それとも五万円とかだせばわかるのかなあとかいうので悩んだまま放置中。

いろいろ物欲があるんだけど、部屋にものが多すぎて、なかなか買う気が起こらない。いろいろ処分しないといけない。本減らそうと思って裁断機とスキャナを買ったけど、心の壁を乗り越えられず、ほとんど裁断していない。なんかやっぱりきつい。
結局人の本ばかり裁断している。
まあいいや。


ホテルで自炊をしていたらなかなか健康的な食事ができるので、寮を出たい欲求が生まれた。ただ広いキッチン付きのアパートを借りるとなると金銭的にきついと思うので、現実的でないとは思うけど。給料安いし、もう一年もしないうちに裁量労働になってさらに手取りが減るんだろうという未来予想図。
しかし寮でできることは限りがあるし、面倒くさいから長続きしない。冷凍食品おいしくないのばかりだし。いい加減食事どうにかしたい、ほんと。


今期は珍しく色々みたいアニメがあったのに、結局全部見られない。パンストとか一部はニコニコにあるから大丈夫! とか思ったけど、アメリカからは見られない。がっくり。

2010年11月01日

米国

ああ、訳がわからないうちに10月が終わっていく。


最近ようやく自炊体制が充実していい感じになってきた。キッチン付きのホテルに泊まっているので器具をそろえれば一通りのことはできる。料理は得意ではないので簡単なものしか作れないけど。
アメリカについた次の日に行ったショッピングモールで食べたアジアン料理が、吐いたげろ飲んだ方がましなんじゃないのかと言うぐらいおいしくなかったので、栄養失調で死ぬんじゃないかと思ったんだけど、結果的には日本にいるよりましな食生活を送っているような気もする。
実際は外食もお金を出せばおいしいものが食べられると言うことがわかったんだけど、おいしいところはそれなりの値段がするし、安くて食べられるものとなるとファストフードになるみたい。安心のバーガーキングだけど毎日それはいやだし、お金を払って高い外食するとしてもやはり毎日は気が滅入る。
量は多いし味は濃いし。
そういや偉い人がつくっているおいしいお店リストに行ったんだけど自費向けでも普通に20ドルとかいくので金銭感覚が違うなあと思った。部長は30ドルも出せばうまいものが食えるでしょ! とか言うし。そりゃそうだけど、残業しないと赤字になる安月給の自分らに毎食30ドル払えってか。
しかしアメリカは聞いたとおりデブが多い。デブはデブでも百貫デブみたいなのが当たり前みたいにいる。ジャックさんよりよっぽど多い。糖尿病にならないからって気軽にデブになりやがる。それでウォルマートとかにいくと、店内でスクーターみたいなのに乗って買い物をしていたりする。もっと地球のこと考えて!
ああいう水平的に巨大な方の服も当たり前のように売っているんだろうなあ。アメリカは土地が広い分、人も大きくなるんだろーなー。着いてすぐの時に現地の人にこのあたりの観光スポットありますかと聞いたら、西に200マイル行くと海があるよ。東に300マイル行くと山があるよと言われた。なんだかなー。
観光に行こうとすると当たり前のように数百マイルで、日帰りで行くとほぼ移動時間で終わる。そしてどこまで行っても森、森、森でまったく景色が変わらない。山なんか全くないし、こういう景色を見ると大陸にいるんだなーと納得する。資源は無限にあるという感覚がわかる。
しかし本当に車がないと何にもできない。今居るホテルからどこかに行こうとすると、車がないとお話にならない。この国だと、ホモサピエンス+車=人間という感じなんだろうな。その分車道のインフラは日本とは比べものにならないぐらい整っている。フリーウェイはそこら中に張り巡らされているし、下道でも交差点などは必ず左折専用レーンが必ずあるし、多少大きい道には交差点以外にもUターン件左折用レーンが真ん中にある。みんな車に乗っている分人も居ないし、自転車もほとんど居ないから、かなり運転しやすい、と運転している人が言ってた。
人数分車を借りてくれなかったので、ペーパードライバーの自分はほとんど運転していないんであんまりその辺りはわかんない。アメリカで運転免許を取るのはすごい簡単という話もあり、運転が下手な人にわりと寛容な感じではあるが。
たとえば道路が寸断されてガソリンの貯蓄がつきたりしたらどうしようもなくなるんだろうなあ。日本も同じだろうけど。
言葉はさっぱりわかんないんだけど、とりあえずどうにかなるんだなあと言うことはわかった。こっちが言うことは相手は頑張って理解してくれることが多いんでいいんだけど、それに対する返事が全くわかんねー。そういや昔海外の学会で発表すると、質問を理解するのが一番大変と誰かが言っていたけど、わかるなー。聞き取れない。単語聞き取れないし、聞き取れても理解する前に次に進んでいるから困っちゃう。
1対1だったらわかるまで聞き返せるけど、ミーティングとか出て隅っこに座っていると意識が違う世界に行きかけるし。実際は一緒に行った同僚と話すほうがよっぽど多いけど。
まあ語学は気長にやってこう。
あー日本に帰ったら本屋に行って三ヶ月の間に出た漫画とかを大人買いしたいなー。電子書籍が一般化してくれれば、こっちでも新刊買えるのになあ。出版だか流通の人たちはもっと頑張って欲しい。そういや勉強で英語の本でも読もうかとKindle買ったけどすごくいい。初期不良ふんだけど、交換後は快調。こりゃええわ。E-Ink最高。ただ読みたい本は以外とKindleStoreになかった。んで昔好きだったオズの魔法使いを読んだけど、記憶よりずいぶんひどい話で笑う。心優しいブリキの木こりはネズミを助けるために追っかけてる獣の首をばっさり切り落としたりとか読むと、えーって気分になる。しかし語彙が少なすぎてオズですら結構引っかかる。英語の文章なんて技術文書しか読まないからなあ、普段。気長にいこう。
こっちの人クリスマス休暇結構長くとるから、帰国が早まるんじゃないかという噂も聞くからどうなるかわからないけど、後二ヶ月弱。
昨日思わず買っちゃったお米6kgをどうしようか悩む....