2006年04月30日

四月の終わり

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↑は授業中の落書き。
パワーポイントで授業されると、手を動かしていないと眠くなので仕方がないことです。そういえば高校の時はこんなのばかり描いていたような気がする。

四月も気がつけば末日で、体調不良とバイトを休んで二度寝してあー片付けないとなあ、どうやったら部屋は片付くんだろうとボーっと口を開けていたら一日が過ぎていました。つーかもうGWなんだ。知らなかった。

コミティアに出すのに使い回そうと昔の原稿を引っ張り出していたら一枚だけ足りない。どこにも見あたらない。しょうがないので、印刷したやつからスキャンしよう。修正はどうしよう。面倒だからいいか。ついでにほかの原稿もつらつら見ていたら、昔のほうがヒキの構図を使っていることに気がつく。最近は楽しようとしすぎているかも。
あとはこの前のインデックスにハーフトーンつけよう。
表紙を下書き中。
それよりサクレが間に合わない臭いがする。こいつはくさい。
まあいいや。

よつばと!5
相変わらず面白い。
33話の海に連れて行ってもらえずに泣くシーンの鳴き声が聞こえてきそうなデフォルメにちょっと感動。あずまきよひこのデフォルメは好きです。

皇国の守護者3
この質で漫画化されれば原作者も最高だろうなあ。どうでもいいのですが、個人的にカミンスキィの回想シーンで下唇をかんで無理矢理笑っている絵が非常に印象的でした。

プーねこ2
いつも通り。こういう心底くだらない内容を全く手を抜くことなく描くスタンスはわりと好きです。

猫のゆりかご
実はわりと好きだったりする、カート・ヴォネガット。実はわりと好きだったりする終末ものです。といっても幼年期の終わりとかああいったたぐいのものの方が好きなので多少好みとはずれますが、ヴォネガットの何ともいえない情緒的であり皮肉も効いた作風はそれはそれで好きなので非常に良かった。

涼宮ハルヒの憂鬱
アニメね。クオリティさがんないなあ。すげえ。こういうアニメを見ると、現場を知らない僕は逆に何でほかのアニメはこういう風にできないのかと思ってしまう。

涼宮ハルヒの暴走、動揺、陰謀、憤慨。
アニメにつられて原作の続きも買ってしまった。驚いたことに、秋葉原の虎の穴とアニメイトで全巻売り切れだった。まあ、アニメがあのできで、ああいう構成だったら原作も気になるよなあ。というわけでアソビットシティーのエロ本屋で購入。
うーむ、つまらないわけではないけど面白い! ってほどでもない。だから前買うのやめたんだよなあ。というのを思い出した。
ハルヒはどんどんふつうになってく。

ひぐらしのなく頃に
アニメ。鬼隠し編終わり。なんか全般的にダメなのりを薄めようとしている感じが。そのまま恐怖描写を増やせばいい気もするんだけど、あんまり怖くないなあ。絶対的に時間が足りないんだよな。漫画を読んでいけばアニメを見る必要性もない気がする。原作をやる気はしない。

2006年04月14日

日記

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インデックスの原稿出したぜー。四ページ。そこそこ時間かけたので、そこそこは見られる、と思いたい。ゲームをやっていたせいで、一部中途半端になったけど。
以下、最近のコンテンツ消費。きっと未来の自分が読む。

エルリック
メルニボネの王子、真珠の砦を読み終わる。もう五年以上読み返していなかったのに、しっかり覚えているもんだ。旧版にあった天野喜孝の挿絵はすべてなくなっているけど、挿絵があった場所を読んでいると、勝手に思い出される。覚えているもんだなあ。とはいえやはり挿絵がないのは残念。
なんか昔読んだときと、エルリックの印象が全然違う。思っていたより、ずっと考え方とかが若いというか、こんな前向きな人間だったけ。もっと老成してしまっているような気がしたけど、それはシリーズの最後の方の印象が強いのかもしれない。
旧版では七巻だった真珠の砦は昔読んだときは浮いた感じがして仕方なかったのもその辺に理由があるからかもしれない。今回時代順にきちんと並べられて読むと、実にしっくり読めます。これは本当に意外だった。薔薇の復讐もこの感じだと、この世の彼方の海の後で普通になじむのかもしれない。

エルリックとは離れますが、最近の早川、に限らないかもしれませんが、挿絵ってほとんどなくなっているような気がします。早川だとグインサーガぐらい? 
読者の想像力を狭めるとか、子供っぽいとかそういう理由なのかなと思うんですが、上手い挿絵が作品のイメージを良く広げることを考えると、挿絵をどれもなくしてしまうのはもったいない気がします。もちろん新装版時の果てのフェブラリーみたいに、やっちまった感じのもあるから、そうなってしまうのもわからないでもないのですが。
その辺は編集部が上手い挿絵画家をさがすなり育てるなりしいけばどうにかなるんじゃないかなと、ラッカムの画集を見ながら思います。だからもっと挿絵ふえないかなあ。
早川も「コラプシウム」とか「4000億の星の群れ」みたいに時代が微妙にずれている感のある絵でSFファンをドン引きさせている暇があったら良い挿絵画家を捜してほしいなあと思います。

鼠と竜のゲーム。を久々に読み返す。人類補完機構シリーズ。改めて呼んでも凄いの一言。語り口、特に出だしの独特さは癖になります。

地を穿つ魔。
ようやっと出たタイタス・クロウシリーズ長編第一弾。クトゥルー眷属邪神群(CCD)とタイタス・クロウらオカルティストがガチンコバトルをする小説。多くのクトゥルーものと異なり、人間もウィルマース財団とかいう対CCD機関を作り、オカルト知識とか科学知識を駆使してまあなんだか勝ったり負けたりしているような感じの話です。それをよしとするかどうかは人によりけりだろうけど、個人的にはオッケー。
とはいえ、この作品は割としっかりラブクラフトとかの作風を踏襲している感じがします。主人公たちはオカルト知識で防御できるといっても基本的に受け身だし、反撃は話のバックグラウンドでウィルマース財団がやっているだけなので、主人公たちの行動を追っている限りでは、クトゥルー神話しています。特に最後とか。
続編はでてほしい。でないならでないで完成はしているんですが。

涼宮ハルヒの憂鬱
アニメ版。第一話まるまる使って作中作のクソ自主制作映画をやったのは、どうなんだろう。僕は通してみられなかった。自主制作映画をやったことがある人は楽しめたみたいだけど。
これに関してネット上で、原作よんでいない人間は、これを見たら続きを見なくなるかもしれないとかそういう心配というか、だからだめだみたいな口調で非難している人がいるけど、そんなのは制作者側が心配すればいいだけの話であり、僕ら消費者がどうこう言うことではないはず。
第二話は良く原作をアニメ化しているなあ。でもみくるの声はかんべんな。
EDのアニメーションの切れの良さはちょっと感動。見まくり。

Fate/stay night
今更ながらやってみる。二年前の話題作。クリア済みセーブデータを使ってかったるいシーンを激しくスキップしつつとりあえず一通りクリアしました。
まあ、なんというか。不満は色々あるけど、人気出るのも分かる。おもしろい。というかライトノベルで中学を過ごした僕はこの手のハッタリをきかせたものに弱いんだなあと。まあ、古橋秀之好きなので。後はもっと読みやすい文章ならいいんだけど。日常シーンとか目が滑る……。あと設定解説シーン長い……。
Unlimited Blade Works編がよかった。どうでもいいけどどのルートでもイリアは救われないね。

Fate/hollow ataraxia
どこがファンディスクなんだ。というのはさておき、おもしろかった。本編部分は。
でもやっぱりいろいろ怠かった。
一応自力で98.4パーセントまで達成したけど、後は埋まらない。どのイベントをこなしていないかはわかったけど、発生条件がわからなかった。
あ、演出が結構凄かった。一瞬動画と疑うほど。やり過ぎの感もあったけど、戦闘シーンに関しては迫力があってよかった。
二つ合わせて二十時間ぐらい使ってしまった……。まあ、一般にそれぞれ六十時間ぐらい掛かる作品っていわれているから、短い方だとは思うけど。

Fateに関して、ファンタジー的部分がどうにもしっくりこないなあ、何でだろうと思っていたのですが、わかりました。どうも僕はファンタジーに理解できないものを受け入れることで、というか受け入れなければ楽しめないタイプのものを求めているような気がします。つまり語りすぎるものはファンタジーとしては好きになれない。幻想を感じられないファンタジーに意味があるのか。もちろん別の部分で好きになることはあるし、Fateもそうなのですが。
どうもこの辺はRPGの悪影響(僕にとってはということですが)の気がしてなりません。RPGは必然的に魔法をシステマチックに扱うし、それが問題だとは思いませんが、単に遊ぶときにそうせざるを得ないからそうしているだけのシステムが小説などほかのメディアに逆輸入されてしまうのは本末転倒な気がしますが。
とはいえD&Dとかの影響を考えれば仕方ないのかなあ。最近の人が最初にふれるファンタジーなんてドラゴンクエストとかゲームなんだろうし魔法のイメージが、メラ。ボーン。みたいになっちゃうのは必然といえば必然なのか。
僕の中のファンタジーの原点は金の鍵とか、オズの魔法使いとか、とんでもない金曜日とかのメルヘンファンタジーなのでその辺の感覚の違いなのでしょう。しかし本当にファンタジーが楽しめるのって結局この辺のような気がするんだけどなあ。
って、話がずれてる。
まあ、好みは人それぞれですよね。

ひぐらしのなく頃に。
ここ数年話題の同人ノベル。のアニメ版と漫画版をちょっと。萌えアニメに対する悪意あるパロディみたいな最初の部分にのけぞりつつがんばって二話まで見たらヒロインのぶち切れモードがそれなりに愉快だったので救われた。やっぱ萌えキャラは壊さないと存在意義ねーな。漫画版もよくできてる。ぶち切れシーンが。

Hellsing OVA版第一話
きつ。もともとめっちゃコッテリの原作をコッテリな演出でアニメ化。
きつ。せめてあっさりさせてほしい。平野台詞は音にするとほんとくどいな。
わーい。神父がギガルトだー。
あと平野耕太のきめぽーずはアニメにすると愉快なほど不自然だ。
いや、原作の再現としてはすげーよくできていると思います。
でも別にアニメが見たい漫画じゃないんだと実感した。

2006年04月01日

桜を見たときの居心地の悪さ

もう四月ですね。新年度明けました。

ここ数日桜が実に見事に満開でいい感じで見頃な雰囲気を演出しているのですが、こう、なんというか、我が世と咲き誇る桜を見ていると僕はどうにも居心地の悪い気分を憶えてしまいます。去年どう思ったかは分からないけど今年は凄く居心地が悪い。居たたまれないというか。
いや、別に桜を肴に宴もたけなわな連中が憎い、憎い! とかそういう行動的な精神力は持ち合わせていないのですが、なんというか受動的に嫌な気分になります。意味が分からないですね。
つまりカップルを殺したり、桜の木を切り倒したりといった建設的な方向にわかりやすく負の感情が巻き起こるわけではなく、もやっとしたものが胸の中にもやっと浮かぶんですよ。
頭が満開になれるほど前向きな人間でもないので街中の桜を見ても前傾的な精神状態になるわけではないのですが、だからといって桜を見て多少でも後ろ向きになるのもどうかと思うので、こうその精神状態とその理由をがっつり消化して栄養にしたい。
で、とりあえず僕の中の結論ですが、桜の持つ時間制限付きの楽しみの精神的圧迫が何とも言えない気分にさせるんだと思われます。
わかりやすい例で言えば花見であり、ハッキリ言えば桜自体なのですが。
つまり、見頃の桜が放っている今楽しまなければ、一週間後にはもう楽しめないぞ、さあ、いま楽しめ、さあ、とそういうメッセージにたいして僕はどうも勘弁して欲しいなあと思ってしまいます。そもそも楽しむことにたいして時間的な制限をかけられるとなんか微妙な気分になります。何時までに楽しまなければ楽しめないとか。まあ、それを言ったら上映中の映画とかもそうなんだけど、桜とか花見は、普通楽しむもの、といったまた別種の強制力を感じるので居心地の悪さがさらに増します。なんだかなあ。自分が楽しむものは自分で決めますが、それでもそういうのはある程度気にしてしまうのは確かです。そういうのが気にならない人間なら僕も後ろ向きなんてならない。
何でこうなるのかなと考えると、多分自分が普段楽しんでいるものである漫画、小説とかが基本的に時間的な制限のない娯楽だからだと思う。まあ、絶版になる可能性はありますが、買っておけば何時楽しんでもいいわけです。実際僕は買ってから四年後に読むとか結構あるし。逆に図書館とかで本を借りても読む気になれない。二週間以内に返さなきゃと思うと、実に面倒くさい気分になる。
あーまあなんか時節の楽しみとかをしっかり楽しめるのは羨ましいというか。それだけですけどね。僕は自分からそういうタイミングをつかんで楽しむことが出来るほど行動的にはなれない。いすには根が生える。歩いて十歩もかからない玄関は実に遠い。暑くなれば夏、寒くなれば冬。それが季節感。
日本は四季の変化に富んだ国です。
そうですか、知りませんでした。

最近のコンテンツ消費。


アニメ版プラネテス見直しました。漫画のBGVにするつもりが見入ってしまった。意味なし。やっぱり面白い。僕の好きなシーンは24話「愛」の最後のところです。いやあ、あのシーンでplanetes流すのはいーなーずるいなー。あータナベが嫁にこんかなあ。

かみちゅ! 最終巻。TV最終話もDVD最終話も言うことなし。

映画版ドラえもん のび太の恐竜2006。いいもん見ました。最近のアニメ見てなかったので知らなかったのですが、もう前のアニメとは全く目指しているところが違うんですね。比べるのも意味無い感じです。色々言われた声優も全然気にならなかった。というか結構いいんじゃないの? ピー助はともかく。
前のアニメののび太たちが住んでいる町が、形而上の郊外、といった感じだったのが、どこかにありそうな町、に変わっているのがちょっと衝撃的でした。のび太の部屋も、狭いわ小汚いわのいかにもありそうな部屋だし。
日本に向けて旅立つシーンは個人的には最高でした。震えました。
どうでもいいけど、最初通常モードだったジャイアンが大長編モードになっていくのがちょっと面白かった。あとのび太が最初から最後まで前向きだ。

最近は面白いアニメを見たい気分。といっても色々ありすぎてどれが面白いのか分からん。プラネテスぐらい面白いのがいっぱい見たい。

ベルセルク30巻。ネバーエンディング。 ガッツ一行のお話はエルフヘルムで終わっちゃえばいい気もするけど。
エデン14巻。これも終わりが見えない。マナとかどうでもいいから。もっとコロイドを。
スカタン野郎or天国。プーねこ。結構面白い。方向性としては夜千に近い気もするけど、何で面白いんだろう。
よっぱらい研究所。割と面白い。全く同感できないけど。なんか、こんな人間もいるのかという驚き。よく見たらのだめの人だった。
次の岩につづく。めんどくさくなり放置。体力が無くなっているなあ。昔はペレランドラも一気に読めたというのに。ヴァリスも読んだのに。

あとなんか消費した気もするけど憶えていない。
どうでもいいね。

最近また駄目になっているなあ。駄目じゃないときなんかあるのかと言われると困るけど。
多分、誰でも一度は夢見ると思うけど、今物凄く自分の感情を操作できる装置が欲しい。やる気ボタンを押せばやる気がでたりする装置。よーし今日は落ち込むぞー! とかおもったら落ち込むボタンを押せばいいし、よーし、この映画で感動するぞーとか思えば、感動の閾値をグッと下げればいい装置が欲しい。楽しいと思えるものも簡単に選べるんですよ。石を積んで崩すのが楽しい! とか設定すれば一週間でも一ヶ月でもひたすら石を積んで崩せば幸せになれるんですよ。嫌なこともめんどくさいことも設定を変えればたちまち楽しげな事に変わる装置が欲しい。
あー本気で欲しい。
石を積んで崩したいわけではないけど。欲しいなあ。早く脳神経科学が発達してどうにかならないかな。薬物でやるのは副作用が怖いしたいがい法律違反から嫌なので、キッチリと脳の仕組みを解明した上で作られた感情自在装置が今まさに切実に欲しい。
三十年以内ぐらいには出来るかしら。