2007年10月30日

そういえば

何かITmediaにまで無駄に入った初音ミクが検索エンジンで検索できねえって話は結局の所、GoogleとYahooの画像検索の性能がLive! Searchに比べてタコでした(少なくともあのクエリその他に関しては)というところで落ち着くような気もする。いや、実際の所は知りませんが、それぞれの説明を鵜呑みにするとそんな感じじゃないかと思った。
個人的には鳴かず飛ばずだったけどポリゴン数を減らして第二の人生でもう一度売り出したけどやっぱり鳴かず飛ばずの伊達杏子を擁するホリプロが圧力をかけて消させたというバーチャルアイドル大戦の一幕説が面白いのですが。

しかしアルゴリズム命とかいうことを言っていた&そのアルゴリズムへのユーザの信頼が要の会社がそんな説明で良いのかいなと思いつつも、アレ実は意外と良いんじゃないのコレ!? という感じで思わぬ宣伝になったLive! Searchが素敵です。せっかくだから普段使う検索エンジンLive! Searchにしてみるかと思ったけど、Operaの検索バーどう切り替えればいいのかよく分からないのでGoogleのまま。

こういうのを見ると改めてGoogleって信用されているんだなあと思います。性能的、というか技術力がですが。モラルはともかく。何というか、Googleの技術力なら当然きちんとした検索結果を返せるはず。それなのにまともな結果が返ってこない→どこかが圧力をかけてor自社のライバルになるかも知れないサービスを排斥するためGoogleがよからぬ事をしているに違いない。
と言う思考なのかなあと思います。まあ、Google八分なんてのがある程度定着しているし、その辺は分からないでもない。実際の所Googleの技術力がどの程度なのかは知りませんが。
あ、そういえば葬式と火事に関するページは消えないらしいですよ。噂によると。

2007年10月24日

らくがき

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ケヤキのつもり。

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2007年10月21日

らくがき

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顔なしで。

2007年10月20日

らくがき

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言及したし、せっかくなので。

色も塗ってみた。
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よく分からなくなったらとりあえずグラデーションを使うメソッド。

2007年10月19日

雑記


初音ミクが「アッコにおまかせ!」とかいう番組で取り上げられたけど、紹介の仕方の方向性がきんもー☆ だったとかいうのでどうよアレ、とかさすがTBSとか、なんか予想外な盛り上がっててあー面白いなあと、思っていたら今日になってまたよく分からない方向へ話が発展していてなんだかごちそうさまという感じです。

とりあえず件の番組の件の部分については見てないしみる来もないんですが、オタクきめぇという感じの話だけでいえば、なんで今更反応するんだろうと不思議。
一方で僕自身初音ミクは技術的にも売り方も周辺状況も、またそれが妄想させる未来図についても面白いと思うので、せっかく大人数の目に付くところで紹介しているのによりによってきんもー☆ という方向性で紹介されたら、不愉快になるのも分かる。というか多分見たらヤな気分になる。
そういう意味で一万回は使われたような手垢の付いたやり方しか出来なかった番組制作者のセンスはどうよとも思うけど、「アッコにおまかせ!」ってバラエティらしいし、最終的にはまあその程度のもんなんだろうなあという感想になります。別に僕視聴者じゃないし。

むしろそれよりその件で色々TBSないしテレビを批判している人たちを見ると、それなりにいろいろな意見は出ているんですが、テレビを捨てよう! という方向性が全然見られないのは不思議だなあと思う。メディアが限られていた頃と違ってテレビなんて大した意味は持たないと思うんだけど。テレビがワンオブゼムなら大した話題ではないし、よっぽど非道い言説はネットにもいくらでもあるわけで。テレビに力を与えているのは見ている人の数なんだし、最近チューナーなしのディスプレイでそこそこの値段でそこそこの性能のあるって言うし。

結局みんなテレビ好きなんだよなあと思います。不思議。あー、アニメとかなんとか見たいものがあるのかも知れないけど、最近だったら結構ネットで無料配信しているのもあるし、ニコニコにアップされちゃってたりもするし、それでいいじゃん。
合法的なのなら問題ないし、グレーなのなら削除されないのだけ見ればいいと思う。なんというか、YouTubeなり、ニコニコ動画にアップされていないアニメは、そもそも誰にも見られないという状況にみんなでしちゃえばいいじゃんと思う。著作権に厳しくしようとするのも分かるけど、別に付き合う必要もないでしょうに。
今時、娯楽なんて腐るほどあるわけで。

あ、でも違法コンテンツのダウンロード違法化はさすがにちょっとなあと思う。やりたいことはともかく、実際的に。
結構言われているけど、それで一番得して儲けるのって詐欺師だろうなあとか。

考えても意味無いことだけど、今全部のメディアがよーいどんで仕切り直ししたらどうなるんだろう。


それはそれとして検索エンジンの画像検索から初音ミクの検索結果が消えている問題がちょっと面白いというか不思議。なんか圧力論が出ているけどそう思っちゃう気持ちも分からんでも無い。
ただ、過去どういう検索結果が返っていたかの履歴がわからないとか、それによって利益を得る人、あるいは不利益を回避できる人が想像できないとか、圧力をかける意味が全然分からないので、納得は出来ないよなー。普通の検索結果から消えているとかならわかるけど、画像だし。とはいえ、複数の画像エンジンで出ていない! というのとこのタイミングなのでちょっとおおっと思った。

しかし、初音ミクの盛り上がりが急すぎて、通常の検索に比べて遅い画像エンジンのインデキシングが追いつけてない、とかいうオチな気もします。画像検索はあんまりアップツーデートかどうかなんて意識されてなかったでしょうし。その辺ライブドアは頑張っているっぽいですが。
あ、でもそれだとGoogleのサムネイルのミスは説明が付かないか。

どのみち遠からず理由は分かると思いますが。


ついでに初音ミクの項目がWikipediaに削除依頼が出ているのについて。どうも一度不適当な引用無いし著作権違反などをすると、後で変更しても記録はずっと残ってしまうので、その記事を一旦過去ログを含めて全削除しなければならないという話らしい。

それ自体は納得できないことはないんですが、となると、なにか不都合なことを書かれた、あるいは不都合な変更がばれた企業ないし団体ないし個人が、適当に不適当な引用などを無理矢理した後で知らぬ顔で削除依頼する、とか、任意の記事について記事タイトルで検索、適当なページの適当な部分を取ってきて、wikipediaにポスト、鬼の首を取ったように削除依頼、というwikipediaアラシの自動ツールの作成とかが簡単にできてしまいそうなんですが、その辺りどうなんでしょう。IPが記録されるから、その辺気をつけて。
Torとか使えばいけるんじゃないかなあ。

追記:どうも初版に書かれたのが消せないと言うだけのようで、途中の変更は消せるそうです。なるほど。


亀田まわりの盛り上がりをみると、勧善懲悪ってやっぱり娯楽の基本だよなーとか思う。よく勧善懲悪は幼稚とか深みがないとかそういう方面で語られたりするけど、この盛り上がりを見るとやっぱり圧倒的に面白いんだよなあと思う。
しかし真面目に取り上げるような話じゃないよな。


iPod touch及びiPhoneのネイティブアプリ開発用SDKが2月に公開されるということで、ちょっとココロが揺れる。んー。まあ、考えよう。

2007年10月14日

らくがき

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リボルテック ヤマグチNO33の新劇場版零号機を買ってみた。
いや、安かったのとリボルテックは触ってみたかったので。
ウリのリボルバージョイントは確かに保持力が凄い。マトリックスの弾よけポーズをとっても崩れない。捻るところもこれだったらいいのになあと思った。腰も頭も膝も二重関節になっていてなかなか良い感じで動きます。
あと気になったのが股関節。
上から見てハの字型になっていて、真っ直ぐ前に上げられないので最初は思った通りのポーズを取らせることが出来なくて凄いイライラしたんですが、色々いじっていて何となく意図は見えたような気がする。この股関節の制限の元でなんかポーズを取らせようとすると、腰をグイッと曲げることになるんですが、その辺のひねり具合がなかなか良くて、結構格好良くなるんですね。なんというか、とりあえずそこそこダイナミックで格好いいポーズを無理矢理取らせてしまうという、面白い構造だなあと思いました。
でももう一個関節加えたらほぼ自由な動きがとれるんだろうし、そうして欲しかったなあと思いまして候。
しかし二千円弱でかえる可動フィギュアでここまで出来が良いというのは、なかなか感動的です。他のも多少欲しくなった。とりあえずフロイラインが出たら買ってみるかー。関節の構造も結構違うみたいだし。

■「in the future... エンターテインメントの未来」
米国のArt Center College of Designの「エンターテインメントデザイン科」の学生が描いた作品をカリキュラムと一緒に紹介している本。上手すぎる。
僕もこういうところで専門教育を受けていたらもうちょっと上手くなれたのかなあと、こう時々思ってしまうんですが、まあ絵で喰ってくのも大変だろうしなあ、というところに落ち着きます。でもまあ、これだけ上手ければ食いっぱぐれることはないんだろうな。
そういえばこういうエンターテインメント向けのコンセプトデザイン的とかを教えている所って日本にあるんかな。なんとなーく自助努力かOJTというイメージがあるけど。

2007年10月13日

らくがき

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この角度はどうもまだ苦手です。
それはともかくペン入れ恐いを早くなおさないとなあ。

2007年10月11日

らくがき

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2007年10月10日

いーつかっていつ♪(×2)

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だいたいーあーなたー いーま い く つ♪

2007年10月08日

らくがき

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ソファーの上にいっぱい人を乗せようと思ったんですが五人しか乗りませんでした。もうちょっと乗せたかった。あとちょいバランスが悪いなあとか、色々。

いろいろ

灰色の休日が、ニコニコ動画で充実した一日に!


買った方にiPod touchをいじらせてもらったので雑感を。
とりあえず画面サイズの割に小さい&薄い。このあたりはやっぱり実物を見てみないとわかんないなあ。
噂のインターフェースについては散々ネットで見ててだいたい知ってたので、おお、ホントに動く! という感じで確認みたいだったけど、やっぱり良くできているなあと思った。操作が簡単&直感的&キレイ&よく動く&統一感ありという感じで。少なくとも触った範囲では。ブラウザと文字入力は多少分かりづらかったけど、すぐなれるんだと思う。
ちょっと欲しくなったけど、使わないものを買ってどうすると思って止めた。

ただ買った当人がすぐ飽きそうといっていたのも分かる。純粋にインターフェースで遊ぼうと思ったらすぐ飽きてしまうと思う。その先は結局普段使いにどうかという当たり前な話になるんでしょう。
というか、インターフェースというのは優れていればいるほど、その存在を感じさせないわけで、むしろすぐ飽きてあって当然になってしまいそうなiPod touchは物凄く良くできているんだと思う。むしろその凄さというのは他のプレーヤーや何なりで、優れていないインタフェースを使ったときわかるんでしょう。
まあ優れたインターフェースであるほどすぐに空気になる。というのは作っている人にとってはアレかも知れない。どうでもいいけどインターフェースの研究のニュースとか時々見るんですが、その研究成果は結構オレは空気にならないぞ! と主張しているような感じがするので、どうなんだろうと思いました。実際使い込んでみないとわからんのだと思いますが。

個人的な希望として、画面上のボタン配置に応じて触感が変わるようなインターフェースにならないかなあと思う。クリック感があるのとかもいいよなあ。touchの文字入力が使いにくいんじゃね、とか言われるのってその辺が理由だろうと思うので。

しかし触ってみると、単なるマルチメディアプレーヤー向けにしてはオーバーなインターフェースだなあとちょっと思う。これはやっぱりPDAとして使いたいよなあ。だいたいトップのメニューがデスクトップみたいな感じでアイコンが表示されててしかも空きスペースいっぱい! ってなると個々にアプリを入れてね(はあと)というメッセージだろう! どう考えたって。何も入れさせないなら旧来のiPodみたいなメニューにしろよ!
と思った。
将来のインテルアーキテクチャへの変更を見越してじゃないか、という話も出てたけど、もしそうだったらセキュリティ云々の話はどうなるんだろ。

それはともかく、touchとかのインターフェースのレベルが標準になったら、いろいろイイよなあ……。

■秋山瑞人「イリアの空 UFOの夏」
久しぶりに読み直す。なんかラストが前読んだときより腑に落ちた気がする。しっかしこの人新刊でないなあ……。

■「週刊ダイヤモンド「新聞没落」」
新聞もいろいろ大変ですねという話。
情報流通がインターネットに移ったとしても情報のハブになるものがなければならない、またそのコストはどこかで払わなければならない、と言うのも分からないでもないけど、別にそれが新聞社である必要もないんじゃないのと思う。
ITMediaみたいなのもあるわけだし。

新聞社のネット展開も色々変わってきているっぽい。毎日.jpとか47NEWSとか産経とかANYとか。とりあえず47NEWSの五秒で見るのを諦めさせるサイトデザインは芸術的だと思った。毎日.jpは何処が新しいのかよく分からない。

■大竹 文雄「経済学的思考のセンス」
インセンティブと因果関係という視点で様々な社会現象や制度設計を見ている本。
望ましい状態というのをどう考えるかと、人のモデルをどういう風に立てるかというのが大きな問題なのかな。所謂経済入門っぽい話はあんまり出てきませんでしたが、身近な問題を経済学的に見るとどうなるかというのは興味深かったです。

■小林泰三「ネフィリム」
小林泰三の吸血鬼小説。長編としては二作目。サブタイトルがアルファオメガと同じような感じ。ハードカバーは結構前に出ていたんですが、きっと文庫になると思い買っていませんでした。文庫になりました。買いました。読みました。
YEAH!
というわけで個人的には小林泰三の中ではダントツにエンターテイメントしている感じです。割とオーソドックスなストーリーに小林泰三らしいグロテスク+SFな描写を加えた感じ。面白かった。
はりっ☆ぱなしの伏線があるので、でるかしらないけど続編に超期待。

■永田 守弘「官能小説の奥義」
官能小説って結構奥深いモノですよと言うことで、いろいろな表現とか話の作りとかについて解説した本。へーという感じ。色々な表現が発達した理由の一つとして、規制を逃れるためというのがあるようで。規制に引っかからないようにしながらも、いやらしいさを出すという条件下で行われた様々な工夫というのはなかなか見応えがあります。

■森 博嗣「すべてがFになる」
とりあえずタイトル上手いなと。たしかにすべてがFになっているなと。
本格推理小説って読むとなんじゃそりゃーという気分になるんであんまり好きでもないんですが、結構面白かったです。
なんじゃそりゃーという気分にはなりましたが。超天才の犯行にしてはわりと不確定要素が多いなあと言うか、一歩間違ったら即失敗という感じが。
そういうのはおいておいて、中々引き込ませる本でした。

で、浅田虎ヲがこの本丸々漫画化しかも単行本一冊でやっているということで買ってみたらこのひとアレじゃん、甲賀忍法帳・改の人じゃん。漫画版ヴェドゴニアの次に買ってガッカリしたまんがの一つである甲賀忍法帳・改の人じゃん。と言うことで激しく嫌な予感がしたけど、アレ結構良くできてる? とか思ったけど、結局矢っ張り読めなかった。
なんだろう。上手くまとめてる感じはするけど、どうにも受け付けない。

■E・E・スミス「レンズの子ら」
久々に再読して面白かったけど、相変わらずキニスン姉妹の名前が覚えられない。
カレンとキャサリンは双子、同様にカミラとコンスタンスは双子でそれぞれ略称がケイ、キャシー、カム、コン、しかも正式名称と略称は混在するって
わかるかーっ!!

カレン・キニスン=ケイ → ナドレック
キャサリン・キニスン=キャシー → キムボール・キニスン
カミラ・キニスン=カム → トレゴンシー
コンスタンス・キニスン=コン → ウォーゼル

あれ、こうやって書くと結構分かりやすいな。


■ヤコブ ビリング「児童性愛者」
デンマークには憲法で結社の自由というのが保障されているらしく、どういった結社でも合法的に作ることが出来るそうです。というわけでデンマークには世界で唯一合法的に存在した児童性愛者教会じゃなかった児童性愛者協会に児童性愛者に扮して潜入取材した二児の父親であるジャーナリストのルポでした。
どうやったって読んで良い気分になるわけでもない本です。あたりまえか。描かれている事実がキツイのと、潜入取材しているジャーナリストの悩みとかも事細かに書かれているのがまた疲れます。分量的には後者の方が多い気が。

実際に子供に手を出すのは問題なのですが、それはそれとして実際にいる児童性愛者をどうするんだろうというのがよくわからない。性的指向が先天的なのか、後天的なのかとか、対象となる年齢が限られているのか、それとも広いのかとかでも色々変わってくるよなあ。
先天的かつ限られている人とかもし性的指向が変わらないなら悲惨というか、どうするんだろ。とはいえ性的指向がマジョリティでも別に何もしていない人もいっぱいいるわけだし。
なんだ。まあ、なんにせよ自慰行為に励めという話なのかも知れない。

そうするとポルノの話になるんですが。
ポルノを規制するロジックはあまり知らないんですがどうなっているんだろう。児童性愛的なのに関して言えば、読んだ人間にそういう性的指向を植え付けるとか? 一方で性欲を解消させるとかそういう話しもあるような気も。あ、絵とかでなければ制作時に虐待があるというのも大きな問題ですが、とりあえず置いておいて。
そうなると後天的なのが多いのか、先天的なのが多いのかというところも問題になる気もするけど、それって知りようがあるのかなあ。結局多くの人がどう考えるかというところに行く気もするし、そうなると「あ、これじゃエロ過ぎてLOレベルだ!」「(ちっ)おこがましい……」とかやってる場合かもしれません。ちがう。

■ガンダム00
何だ、始まる前糞味噌に言われてたけど、結構面白そう。なんか理想に燃える超有能な人たちが物凄い武力を背景に抑止したら世界平和になるんじゃね? というどこかチックな思想を実際に実現したらどうなるんだろうね、という思考実験と解釈しました。とりあえずどういうふうにオチを付けるのかが気になります。
あーでも深宇宙から恐るべき生命体が飛来して危機に陥った地球をガンダムマイスターが救うみたいな話に超展開もいいなあ。どう考えても主人公側のボスが悪役面なんだよなあ……。あ、あいつが地球人に偽装している物体Xか。それなら話が通るぞ。

そういえば、もうガンダムでやるなよみたいな話があったけど、正直キャラクター性の強いロボットを前面に出したリアルロボットものなんてガンダムって名前を付けないとけっこう難しいのではないかと思った。
いや、この前ボーッと考えててガンダムの何が凄いかというのがようやく分かった気がしたんですよ。いや、今更なんですが。
人型巨大ロボットなんというアホくさい物を、それなりに説得力のある形で形にしたのが凄かったのかと。リアルロボットなどと言うよく分からないものを成立させてしまったのが凄いのかということをようやく理解しました。ああいうパッと見、何のためにあるのコレ? みたいなのを何か実際にあってもおかしくないんじゃない、みたいに納得した気分にさせられるという凄さかと。
ただガンダムが面白いせいで、人型ロボットモノにリアリティが必要みたいな感じになったとしたらアレですね、不幸なことですね。基本的には荒唐無稽な話でもなければ人型ロボットを出して成立させるのはキッツイんじゃないかと思います。
というわけで改めて、エヴァはリアリティを持って描く部分と投げっぱなしな部分が上手いことなっているなあと思います。人型ロボットが存在する理由はキッチリ煙に巻いているので。あとグレンラガンは面白いなと。

あ、で何が言いたかったかというと、リアルロボットモノでああいうふうにロボットを扱うとき、ガンダムという名前を使えば、細かい設定を語らなくてもアレはああいうモノとして受け入れられるだろうけど、それ以外だと成り立たせるのも大変なんじゃないの? という話です。だからガンダム00をガンダム以外でやるのは大変なんじゃないかと思います。

■もっけ
オープニング見て桜の下を奇妙な笑顔で主人公二人が走っているところをスローモーションで映しているのを見て、何とも云えない既視感を憶えたのですが、多分思い出しました。あれですよ、たしかオ○ムのアニメで教祖が走っているところでこんなシーンありませんでしたっけ? なにか新興宗教的な何かを感じるんですよ。
まあなんというか何コレなんで二人死相が出てるの? という気分になり見るのを止めました。もうちょっとアニメ向きのデザインに変えれば良かったのになあと思いました。

■「アベノ橋魔法☆商店街」
おもろかった。13話まで全然飽きないで見られた。これくらい密度が濃い話がもっと見たい。なあ。
鶴田謙二版は続きは出ないんでしょうか。でないんでしょうね。

■「大魔法峠」
キタコレ。
や、話にはずっと聞いていたんですが、見てみたらめっさ面白かった。魔法少女モノのパロディなんですが、なかなか非道い。悪逆非道。魔法少女モノが嫌いな人の方が楽しめるのかも。
歌がまた凄い。完成度高。OPやEDもけっこうキているけど、ぷにえの放送禁止ソングが良すぎる。声と曲と歌詞の不協和音が絶妙。
「願い、明日、夢」とか「ぼくパヤたん」とかニコニコで見られるので割とお薦めです。

原作は一、二巻はネタは面白いけど絵がこなれていないせいで今一のめり込めなかったけど三巻はかなり良くなっていて面白かった。一発ネタみたいな感じだけど、むしろ後の方が面白い。

■「グレンラガン」
いやー面白かった。こんなに毎週見るのが楽しみだったアニメは初めてな気がする。
最後までキッチリ盛り上げてました。もうちょっと直球で大団円になるかと思ってたけど、アレはアレでよかったのかな。
最後のグレンラガンより大きなロボットってコレまでのアニメの中に出てきたことがあるんだろうか。でもあれ、きっと光速超えているよなあ。腕とか特に。
最終話の「天の光は全て星」はフレドリック・ブラウンの作品のようですが、残念ながら読んだことがありません。新刊書店で売ってれば買おうかと思ったけど、絶版のようです。

■「精霊の守人」
小説を上手くふくらませて映像化してた。いささか地味ではあるけど、それは地に足がついているからだと思う。小説の文庫版はなかなか続きが出ないんですが、文庫化ってずいぶんと時間が掛かるモノなんですね。

■「絶望先生」
すげーやりたいほうだい。
二期もやるという噂が出てましたが、どうなんでしょう。

■「らき☆すた」
面白い面白くない論争とか、踊らされている論争とかが起きててちょっと面白かった。気持ちは多少分かりますが、個人的にはそこそこ楽しめました。


天野嘉孝のN.Y.Saladがいつのまにかアニメ化してた。なんか天野嘉孝の絵がそのまんま動いとる。CG万歳。


はてなブクマとかの携帯向けサイトがググると出てくるのが鬱陶しすぎる。コレはもう検索スパム。あとはてなはコメント欄のデザインをどうにかしてください。読みにくいというレベルではない。

2007年10月03日

らくがき

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たまには子供を描こうと思いましたが、あんまり頭身が下げられない。こんなモンかなあという気もするけど。
僕はどうもディテールのない絵か、ディテールしかない絵のどちらかになってしまう傾向が強いので、どうにかしたいなあと思ってたりします。

いろいろ

ソニーが新しいコンセプトのメディアプレーヤーとしてRollyというのを売り出すんですが、これがすごい。なにがすごいって、だからどうした感がすごい。卵形の物体がはねみたいなのをパタパタしながら音楽をならしながら踊るというもので、新しい音楽を体感する方法を提案する商品らしんだけど、宣伝動画のすべてから漂ってくるだからどうした感、がすごい。きわまっている。テクノロジーの粋をこらして作り上げているだろうに、何一つ伝わってこないという控えめさが絶妙。ある意味では日本的かもしれない。もうちょっとアピールする何かがあるだろうに、そういうところは一切見せない。どこまでも魅力のない商品に見せつつ、技術だけはすごい(たぶん)。わたし、脱いだらすごいんです。みたいな。
まあそれはそれでいいんですが、こういうコンセプトしかない商品というのはどこに向かって売ろうとしているのかあんまりよくわからない。不思議。なんとなく先鋭的っぽい! という雰囲気を出そうとしているのはわかるけど、世間の三歩先を行っているから理解されない! とかではなく、世間の前でも後ろでもなく、斜めの方角を向いている感じがするのは、僕が先を見えてないからなのかなあ。
いやでも良いところが全く見えないんだよなあ、コレ。売りって、サイズと音とインターフェースと動くこと、だと思うんだけど、音はよくわからないからさておき、家の中で聞くもののようだしサイズは、まあ良いんですが、インターフェース、使いにくそうだよなあ。なんでディスプレイが存在しないんだろう。どうやって聴きたい曲を探すんだろう。なんか、こう、あれ。コレまでに存在しない新しい操作感! というのも新しい使いやすさ! ではなくただ単に珍奇なだけという感じがする。動くのもなあ。
結局コンセプトに賛同できるかどうかっていうところなのかな。音楽を聞くことにあんまり思い入れのない自分にはわからないと云うだけで、音楽のプライオリティが高い人に見える何かはあるのかもしれない。
でも大多数のユーザのニーズを追いかけるだけではだめでコンセプトも大事というのもわかるけど、それだけって云うのもなあ。なんというか、開発者はこれを四万近く払って自分の家においておきたいと思うのかと本気で疑問に思う。

という文章をRollyが発表された直後に書くだけ書いて放置していたんですが、そのあと銀座ソニービルで実物のデモを見たらコロッと意見が変わってしまった。いや、変わったというか、どう考えてもいらないのは確かなんですか、なんというか……コレはコレでOK! というか凄いイイ! と言う気分に。
実物には得体の知れない不思議な説得力がありました。
とりあえず、音は良かったと思う。普通スピーカってあんなクルクル動かすモノでもないと思うんですが、ちっちゃいボディーにモーターが組み込まれて機敏に動作するのに結構いい音がするというのは多分技術的には物凄いんだと思います。いやまあ、僕の耳でなのであんまり信のおけるわけでもないんですが。でもやっぱり凄い。
あの使いにくそうなインターフェース、やっぱり使いにくそうなんだけど、結構細かいところまでよく考えられているように思えた。クルリと回すと音量が変わるんですが、手を離すと自動でもとのポジションになるとか、手に持って再生すると曲が一番盛り上がっているところから始まるとか。ちゃんと考えられている。
踊るのもそんなに悪くない。一週間ぐらいは飽きないかも。耳をぱたぱたさせるとスピーカをふさいだりするので、音がこもったりするんですがそれも含めて音楽の表現に出来ているように思えた。よく動くこと。
どれもいらないと言えばいらないんだけど、ネットの宣伝で見られる以上に細部までキッチリ作り込まれていて、それが実際に見たとき説得力を感じる元になっているのかなと思った。ただその辺は正直実物見ないと僕には感じられなかった。それは僕に見る目がないからかも知れないけど、結構な人はネットの宣伝を見て良いところが見つからないと思う。というか実際そういう感想って間違えはないと思う。評価の立ち位置の問題というか。でも自分が立っている立ち位置を自覚しないのも問題だなあと言うのもあり、宣伝が下手なんじゃないかなあと言うのもあり。とりあえずティーザー広告する意味が分からん。

んーなんだろ。結局メディアプレーヤーとしてみるから値段の割に、という評価になっている気がする。僕の印象では、変なスピーカーという風に売ったほうがいいんじゃね? とかそういうかんじ。Bluetoothついてるんだし、無線でPCからストリーミングで演奏。メモリはPCが無いところでも一応使えるようにとかそういうスタンスで。iPodとかに比べてメディアプレーヤーとしては非力なんだろうけど、その辺は主眼ではないわけで、比べられたら負けだろうと思う。そもそも違うモノであるというのがあんましアピールできてないよなあ。
っつてもそういう方面でも、充電しながら再生できない上に、フルで四時間再生、五時間充電とかなので、辛いモンではありますが。せめて充電しながら再生ぐらいは……。
どのみちあんまり売れないだろうし、四万円捨てられるぐらいには余裕がある人が道楽で買うかどうか、というところなんだろうなーと思います。

とはいっても、面白いことは面白い。技術は凄いんだよ! とか行っても何の意味もないんですが、それを除いてもまあなんか珍奇で良いモノだなあと思いました。


ニコニコ動画というかニワンゴが著作権侵害動画対策というか、権利保護について権利者との対話を強化するようです。各権利者ごとのニコニコないし、こういったサービスへの考え方というのが見えてくれば面白いなあと思います。
まあ、これで盛り下がるならそこまでで、チケット課金三ヶ月分購入したばかりの僕としては残念ですが、それはそれでという感じですが、多分そうはならないんじゃないかなあと思います。というか期待してます。
権利者の対応については、どっかで書かれていたように、権利者ないし著作物の知名度によって大きく変わってくるのかなあ。

んーしかし何が消されたかとかあんまり調べるの大変そうだし、削除動画一覧とかあれば良いんだけど。


ちょっと前のニュースですが、米AmazonがAmazon mp3というDRMフリーの音楽ダウンロードサービスを始めたそうです。ジョブスのDRMいらねー発言が二月頃だと云うことなので、結構なスピードで色々展開しているような気がします。六月ぐらいにはiTMSもDRMフリー始めてるんだから、今更と云われるかもしれないけど、AmazonがAppleとガッチリとやり合うというのはおもしろそうです。Appleはハードが売れればどちらでも良いのかもしれないけど。
そういえばAmazonの動画ダウンロードサービスのUnboxってどうなったんだろう。僕が知らないだけで、僕が期待しているサービスなんて何処かで始まってるのかもしれない。とりあえずは日本以外ではあるんだろうけど。


DRMは再生ソフト、再生機器まで縛られるのでかなりアレというか鬱陶しいもののように思います。AppleはiTunesからiPodまで十二分に使われるソフトと機器を売ってダントツのシェアを確保して、垂直統合的なモデルで上手くやっているけど、シェアがそれほどでもないソフトや機器のみが対応しているDRMをかけた音楽配信サービスに対してのみ音楽を卸すというのは、結構売る機会を逃しててもったいない気がします。不思議。moramoramora。今更ですが。
えーっとなんだっけ。ああ、AmazonがガンガンがんばってAppleと対抗すると音楽の卸値とかがわかって消費者としては素敵だなあと云うところです。あとmoraとかが余波でつぶれてくれるとうれしい。ハードメーカとコンテンツプロバイダに関係があるからとかなんかあるんでしょうか。

そういえばAmazon mp3はDRMはかけていないけど電子透かしは入れているようで。いい落としどころだなあと思います。


そんなことはどうでもいいんですが。えーと相変わらずソースがないので信頼性ゼロなんですが、前どっかでジョブス猊下がiTMSを始めるに当たってライバルはP2P(ナップスターとか?)という感じのことをおっしゃっていたらしいという記事を見て感銘を受けました。要はサービスとしてのライバルということなんですが。
まあ発言の信憑性は置いておいて。
違法ダウンロードのメリットデメリットというのを考えると、デメリットにP2Pにしろ怪しいサイトにしろ圧倒的に面倒くさいというのがあり、あと違法というのがあり。メリットに無料とかDRMフリーとかいうのがあるんですが、なんだっけ、ああ、現状のリーガルな音楽配信サービスがあるのに、そういうサービス的にはクソな違法配信がそれなりに存在感を示すのは、学生があまりお金を持っていないというのを除けば、まっとうなサービスが違法配信のメリットを上回るデメリットを持っているというところだと思います。
DRMガチガチで高い垂直統合なサービスでも用途が違ったり圧倒的に使いやすかったりするのはそれで良いんだろうけど、それ以外は、水平分離というか、もっとリーガルなサービスのメリットを違法なの以上にしなけりゃ中々使われない気がする。
違法サービスを厳罰化してそっちのデメリットを強化するのもわかるけど、一罰百戒にあまり意味がないのはwinnyが示しているし。P2Pネットワークに偽装したウンコをいっぱい流すのもいいんですが、不毛というかイタチごっこな感じ。


つまり何が言いたいかというと、使い勝手が良くて安くてDRMフリーな音楽配信サービスが欲しい! というだけです。うわ、一行ですんだ。
というわけで、安そうでiTunesと連携して使い勝手も良さそうなAmazon mp3がよさそうだなあと思うんですが、日本の曲は当分は期待できないので残念な感じ。