ローゼンメイデンを妄想する
もはや似ているとか似ていないとかそういう領域の話でもないので一応書いておくと、雪華綺晶を描きました。薔薇水晶を描こうと思ったら眼帯の位置を間違えたので、急遽雪華綺晶に変更。
まんくら内で雪華綺晶描いたの僕初めてじゃね? みたいなそんな雰囲気を醸し出してみたい。
真紅、水銀燈、雪華綺晶と描いて僕のローゼンメイデン力(りき)もかなり高まってきたような気がするのですが、よく考えたら僕はローゼンメイデンがどういう話か知りません。かといってローゼンメイデンをかう金もない。しかし今は情報化社会。ローゼンメイデンに関する話はぽつぽつと入ってきて、漠然としたローゼン像はできあがりつつあります。
そこで、僕は耳にしたローゼンメイデンの設定を元に、どういう話か想像することにしました。そう、わざわざ漫画を読む必要はないはずです。ファンであるためには、僕だけのローゼンメイデンを作ればいいんですから。
というわけでせっかくなので僕が創造したローゼンメイデンを書いて見ようと思います。多少間違っているところもあると思いますが、怒らないでいただきたい。
<ローゼンメイデン>
前史
昔、世界の破滅を企むある男ががヒヤデス星団の彼方から、オグドル・ヤハドを呼び出そうとした。しかし間一髪の所でゴースト・ハンターたちに阻まれ、彼の陰謀は潰えた。しかし彼がオグドル・ヤハドを呼ぶために作った銀鍵門、人に宿らせることでその血肉を贄として召還装置として働くそれはあらゆる努力にもかかわらず、七つ以上に砕くことは出来なかった。さらにその銀鍵門のかけら、ローザミスティカはそれだけでオグドル・ヤハドのエナジーを取り出し、大きな力を振るえるばかりか、一つに集めることで再びオグドル・ヤハドを呼び出す銀鍵門となる危険なものであった。そこでゴースト・ハンターの一人、パペットマスターであるローゼンはそれらを自分が作った人形、高位のオカルトパワーを持ってのみ破壊できるドールの中に埋め込むことで、銀鍵門の力を封じた。銀鍵門は無生物の中では本来力を発しないからである。そして世界は平和のまま過ぎていった。
ローゼンメイデン
ドールという無生物に封印された銀鍵門の欠片、ローザミスティカは取り出されない限り、力を発揮しないはずだった。しかし、星辰が正しい位置に動いたとき、世界を滅ぼそうとした男の霊体コピー、人工霊ホーリエが地脈の力を十分に溜め活動を始めることで、状況は変わり始めた。ホーリエは自分では破壊できないドールからローザミスティカを取り出す代わりに、人間を媒介としてローザミスティカの力を顕現させようとした。ローザミスティカの力を持ってすれば、ドールを破壊できるからである。ドール同士を戦わせ、ローザミスティカを奪い合わせることでローザミスティカを合一させ、銀鍵門を再び地上に具現させようとしたのだ。ホーリエはドールたちにかりそめの命を与え、すべてのローザミスティカを集めればいかなる望みもかなえうると唆した。ローザミスティカはそれぞれ七つの大罪に対応する。ドールは己の持つローザミスティカの罪に応じて活動を始める。
オタクであることで虐められ、引きこもりになってしまった松平潤はある日、インターネット中にホーリエの問いかけに答えてドールであり、色欲のローザミスティカをもつ真紅を呼び寄せてしまう。ローザミスティカの媒質であり、ドールの従僕であるミーディアムになってしまった潤は、その命を削るドール同士の戦い、アリスゲームに巻き込まれてしまう。金糸雀や薔薇水晶、雛苺などとの壮絶な死闘の中で、潤は真紅に人の命の大切さを、そしてアリスゲームがもたらす世界の破滅を、説き続ける。
なんかいろいろあって潤と心を通じ合わせた真紅は、他のドールたちにも戦いを止めるよう主張するようになる。さらになんか色々あってほとんどのドールが真紅に同調し、アリスゲームを終わらせようとする。しかし、一つのドールであり強欲のローザミスティカをもつ水銀燈は、アリスゲームを止めようとしない。
やがて色々あって、真紅以外のすべてのドールを喰らい、六つのローザミスティカをその身に宿し強大な力を得た水銀燈が真紅と潤に襲いかかる。圧倒的な力の前に真紅はぼろくずのように破れてしまう。砕け散る寸前に真紅は己のローザミスティカを潤に託す。
ローザミスティカは生体の内部において大きな力を発揮するため、一つしかローザミスティカを持たない潤は、六つもつ水銀燈を圧倒する。劣勢に追い込まれた水銀燈はオグドル・ヤハドとの繋がりを強め、さらに大きなエネルギーを得て、全長五百メートルの虹色に光る巨大な鉱物結晶に変身する。負けじと潤は同じ大きさの青白く、粘液にまみれたぶよぶよした巨大な肉塊に変身する。
街の人間を巻き込みながら戦い続ける潤と水銀燈。しかし、二人が戦いのためにオグドル・ヤハドから力を引き出し続けていること、そして巻き込まれ死んだ多数の人間の血肉が贄となり、銀鍵門が開きかける。それに気がついた潤は、マントルを操作することで自分たちの下に火山を作り出し、噴火させることで水銀燈を巻き込んで宇宙に脱出する。宇宙でヒアデスからのコズミックエナジーを受けることで二人の戦いは激化する。月ほどの大きさに膨張しながら争い続ける二人。しかし潤は部屋に引きこもっていた時に培った航空宇宙の知識を駆使し、さりげなく太陽へ向かう軌道を取っていた。そのことに水銀燈が気がついた時にはすでに二人は太陽の重力に捕らわれていた。
やがて二人は太陽の中で燃え尽きる。しかし、彼らの中にあったローザミスティカは太陽の熱にも溶けることなく、形を保ち続けていた。
何時か再び愚かな人間が呼び出す時を待ちながら、オグドル・ヤハドは暗黒の湖セラエノの暗黒星の中で眠り続ける。
終わり。
みたいな感じ?
まあ微妙に勝手に設定を加えたところもあるので、当たらずとも遠からずってところでしょうか。つか勝手におわらせちゃったよ。まあいいや。
というわけで、今日はこんな事をずっと妄想していました。