2008年11月24日

信じれば

最近DDR2のメモリーが幸せな感じで安価街道を驀進中です。調べてみると8G買うのになんと一万円でおつりが来るという事が分かり、昨日東京に出た折に秋葉原に立ち寄り、勢いでメモリーを8G買ってしまいました。二十円おつりが来ました。
秋葉原は何時もと変わらないように見えましたが、ツクモがどの店舗も閉まっていてちょっと悲しい気分になりました。もう、ダメなんですかね。ほかにも行く度に色々変わっているようで、つくづく街は生き物だと思います。

さて、8Gのメモリーを買ったのは良いんですが、僕の使っているOSが相も変わらず32bit版WindowsXPで、当然OSが認識して使ってくれるのが、3.2GB程度、ということで、あれ、残り四ギガ超は無駄? じゃあ、買うの四Gで良かったんじゃない? ということを言われそうですが、勿論そのあたりは先刻承知です。
Gavotte RamdiskというOS管理外のメモリをRamdiskにして使うという素敵ソフトがございまして、これを使って、残り四G超をRamDiskとしてキャッシュを置いたりテンポラリーフォルダーを置いたりすれば、少しPCが快適になるという可能性もゼロではないというもくろみがあったのです。抜かりはありません。そんなに効果があるとも思えなかったけど、少しは良くなるかなあと。どちらかというと単純に安いから増やしてみたくなったというのが主な理由ですが。

多少上手くいかず苦労しましたが、なんとか無事認識され、4G超の超高速ドライブが手に入りました。ベンチマークをとってみると圧倒的でアクセス速度が二桁は違います。いえ正直もっと開くと思ったけど、圧倒的は圧倒的です。
それで一時ファイル系のものをだいたいRamdiskを移してみました。今一分からないけど、Operaは一度アクセスしたところを再訪するときなどは少し高速になった気がします。写真屋も、少し、いやまあ、ブラセボのような気もしないでもない。システムメモリが3.2Gに増えて、不要なドライブがまた一つマイコンピュータ上に生まれたというのが、実際の所なのかも知れません。
まあ、でも信じるものは救われる、高速化したと思えば高速化したような気がします。それでとりあえずは、いいかな。

あ、でももう一つ、全く予想もしていなかった効果がありました。
なんと、RamDisk上に音楽ファイルを置いて再生すると、音質が良くなるんですよ。これは本当に、ビックリしました。HDD上から再生していたときは、ちょっと硬くて広がりのない音場でしかなかった曲が、RamDiskに移しただけで、なんというのか、まろやかで耳に優しく、深みのある音に変わったんですよ! 勿論全く同じファイルです!!! 高音なんかは特に顕著で、すっと通り抜けるような綺麗な音になって驚きました。
普通に考えるとデジタルデータなので音が変わるわけがない、と思われるかも知れないですが、最近ソニーが出したBlu-spec CDのように、メディアをかえることで音質が劇的に改善するというのは、実は珍しくありません。デジタルデータが01で表され、アナログのようにノイズが載りにくくて、エラー対策がされていたとしても、記憶媒体も処理能力も有限である以上、メディアの特性が音質に影響を与えることは絶対にあり得ます。
思うに、ベンチマークでもあるように、データの読み書きのスピードが二桁も違っていることが音質の改善に大きく寄与しているのだと思います。また、コピーをしているのでファイルが断片化されていないということも関係あるんじゃないかと推測しています。あくまで推測ですけど。
電源落とす度に消えてしまうので、毎回コピーするのが大変ですが、正直やる価値はあります。僕は今、好きなファイルをとっかえひっかえコピーして聞き直しています。どれも曲の新しい魅力が感じられ、聞き飽きた音楽もまた楽しめます。今日は一日音楽を聴いて潰れまてしまいました。
オーディオファンの方はケーブルに何十万円もかけていますが、これはたったの一万円ですむ投資です。騙されたと思ってやってみるとビックリするんじゃないかと思います。
因みに僕の音楽再生環境は、AppleLosslessのデータをiTunesで、ハードはONKYOのSE-U55GXにSENNHEISERのHD580と、お金をかけている方からすると、たいしたことはないでしょうけど、この環境で改善されたと云うことで、参考になるかも知れません。

あ、一応。嘘ですよ。