2008年12月29日

メリークリスマス!!

と書こうと思ったら、気が付けばもう年の瀬だった。大晦日は目の前だった。つい先週街に出たときは巨大な円錐に、色とりどりのLEDが電気の力でピカピカピカピカ、パルサーみたいに点滅していたのに、昨日街に出たらそんなアッパラパーな面影は片隅にもなく、いつもの通りの眺めで、ついでに云うと年末の雰囲気もなにもなかった。ただ寒いだけだった。
カップルだけは変わらず沢山いた。
改めて眺めると、カップルはみんな美男美女だなあ。
ということにしておくことにした。面倒くさい気分なので。
大学生になってからこっち、年々日々季節感という物を失い、起伏のない全く平坦な日常が続くためか時間の濁流に押し流されたかのように、気が付けば今年も終わっている。そう思うと、これまで全く興味のなかった月々の催し物も、平らな時間に適度にアクセントを付けることで時間の流れの速度を適度に落としてくれるという役割を果たしているのか! と今更ながらに納得した。前は学校の催し物とか学期の区切りとかのアクセントがあったから、わざわざ考えることもなかったけど。
正月の飾りを出すのもタコを上げるのも、おひな様や鯉のぼりを飾るのも、十五夜を眺めるのも、夏祭りで盆踊るのも、クリスマスに家をイルミネーションでラッピングして誘蛾灯のように見物客を集めるのも、除夜の鐘が鳴るまで逃げ続けてなんか色々踏み倒すのも、そうして年の中で他の月とは違う何かをすることで時間を適切に感じる大事な生活の知恵なのだなあ、と思う今日この頃。
しかし、今の僕には何か出来ることもないので、せめて部屋に何か飾ることで季節を感じたいと思い、薬局に寄った折、五百円のしめ縄風正月飾りを購入してドアに飾り付けたのだが、余りに殺風景且つ、奇形な寮の風景に押し倒され、正月の雰囲気は全く感じられないという残念な結果に終わった。
しかし季節は感じられないとはいえ、やはり年末、どうしても部屋を片付けないといけないという欲求に駆られ、引っ越してこの方、雑然とした非整頓状態をどうにかするという試みをここ三日ほどだらだらとやり、色々ものを捨てた結果、どうにかしたいと思っていたところの85%ぐらいはどうにかなったので、とりあえず、大掃除としては上的。なんだ、僕も季節のイベントをこなせるじゃないかとまた、何か良い気分になった。
しかし、やっぱりものを捨てない片付けはないな。今の奇形な部屋は甚だしく使いにくいが、使いにくい収納だけは沢山ある。しかし使いにくいので、ただゴミめいた物が収納の中に積み上がっていくという結果になりやすい。
普段から、いらないものは捨てるという習慣を忘れないようにしないと、どうにも片付けようのない事になってしまう。
ああ、もうすぐ来年か。


アニメかんなぎが終わった。
なんという原作販促アニメ。
まさか1クールだったとは。余りに忠実なアニメ化なので、原作に追いついたらどうするんだろうと云うことにばかり気がいってたよ。
ああ、しかし、良かった。凄い良かった。特に12話の後半とか。なんでかしらないけどああいう置き去りにされた雰囲気大好き。
グッときた。
DVDは全6巻かな。買っちまうかー。
ああ、しかし。原作がもっと進んだり完結したら二期やらないかなあ。終わりの「またね!」は微妙に含みを持たせているよな。


むいねむいねー。


この前久々にあった方に、まだ絵を描いているんでビックリしたとか云われてビックリした。就職したと云うことと絵を描く描かないというのが結びつかない。というか就職して止めるほど、頑張って絵を描いてきたわけでもないからなあ。漫画は全然描いていないですが
そういえば昔某所の自己紹介の時、趣味で漫画書いているという話をしてホワイトボードにキモイ男の絵を描いて、ああ確かに趣味なんだと思ってもらえたときがあったんだけど、そのときいた同期の一人に、「絵を描ける人は良いね、人前で描くだけで褒めてもらえて」とか云われて不愉快な気持ちになったことを思い出した。いや一応至らないなりに上手になれるよう頭を使った結果であって、なにもしないで描けたわけじゃないんだけどなあと。まあその彼はそういう人の感情に訴えかける発言を自然体で行う人材だということが後々判明したので、どうこう思うこともないんですが。
このアレは論外だけど、絵関係で褒められて嬉しかったことがあんまりない気がする。どうも、絵に関しては無力感と自負心が混合して人の言葉を率直に受け取れない。もうちょっと自信が持てるぐらい上手ければ良いんだろうけど、どうにも、出来ないことが多すぎる。
とはいえ出来ないことは、少しずつ順番に潰していくしかないんだよなあ。
時間が無限にあれば、どんな絵でも技術的には描けるようになると思うけど、残念なことにそうも行かないしなあ。