2006年05月23日

あ、

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僕がいやがらせキャラと認識されているという衝撃の事実を告げられるも、最近の行動を鑑みるにそう思われるのも当然というか、ある程度建設的な方向を志向しているつもりの僕のハートフルなフィーリングをソウルで感じてほしいと思います。茶々というか水をかけるというか、全身全霊で拒否されている雰囲気を感じたのでやめます。そのうち。

というわけでというか、どういう訳でというか、ようやくエンディミオンの覚醒を読み終わった。いやもう、読んだ人みんな思うんだろうけど圧倒的。90年代最高のSFと言われただけのことはあります。設定も話も登場人物もどれも圧巻です。まあ、詰め込みすぎだろうというのも思うけど、そこはその良さがあるわけです。メタSF? 最終小説? 何でも良いけど。あと長さも圧倒的だった。エンディミオンとエンディミオンの覚醒文庫版全四巻を並べたら厚さが十センチにもなった。面白いからグイグイ引かれるように読んじゃうけど、一冊読むのにこんなに時間がかかったのは久しぶり。ハイペリオン、ハイペリオンの没落も読み返したいなあ。大分というかほとんど忘れちゃっていたし。
あとSFは絵だという有名な言葉にも頷かざるを得ない描写とか、発想とかも非常に良かった。主人公たちがテテュス川を下りながら訪れる惑星とか天山ももちろん良いけど、個人的には木を織り上げて作ったダイソン球である天界樹が最高だった。実に好みがわかりやすい。やっぱりリングワールドの衝撃を今でも引きずっているんだよなあ。タイム・シップ、サムライレンズマン、時計の中のレンズ、リングワールド、太陽の簒奪者んーなんかもっとあるような気もするけど、ダイソン球なりリングなりが出てくるだけでワクワクしてしまう自分がいる。まあ、思ったより作品数が少ないのは出した瞬間設定が大味になるというか、でかすぎるからなあ。純粋にエネルギー源としてのみ使うならともかく、それを一つの世界とした時点で、表面積の馬鹿馬鹿しいまでの大きさをどうにかしなければならないのが大変なんじゃないかと思う。

そういえばハルヒで長門有希がハイペリオンの没落を読んでいるので、昨今のハルヒブームを見るとこのシリーズの読者も多少は増えるのかなあと思ったけど、増えないだろうな。ファンは有希の百冊を全部読む(あるいはすでに読んでいる)のかなあと思ったけど、別にそんなこともないだろうな。絶版本普通に入っているしね。つーかこれどう考えても有希の百冊じゃなくて谷川流の百冊だろうと思ったのは僕だけではないでしょう。
僕に関して言えば海外SFはほぼ読んでいるけどほかは全然という読書の趣味の偏食っぷりがそのまま出ていやな気分になった。全部読んでみようかと思ったが、どう考えても興味の範疇外にある本を読むほどやる気があるわけではないのでやめたけど、面白い本ぐらいは読んでみよう。

で、ハルヒの情報統合思念体にはエンディミオンのテクノコアの影響をビンビンと感じるので、エンディミオンと涼宮ハルヒを合体させて同人誌のネタが作れそうだなあと思ったわけですよ。何でかというとVIPとか朝目新聞見ていると二つのネタを無理矢理くっつけるといういうネタはそれなりに面白いから。
で、エンディミオンとハルヒのキャラクターを無理矢理結びつけると幸せになれるかなと。
とりあえずエンディミオンはキョン。これは間違えない。アイネイアーを誰にするかが問題で普通に考えるとハルヒがそう何だが、コアとの関わりで言うと長門、時間云々だと朝比奈さんになってしまうという難しい難問が問われています。ちなみに古泉はAベティック。
ハルヒがヒロインであることが大事だと思う僕にとって、朝比奈さんは個人的にあり得ないのでまあ、レイチェルあたりにして(正直どうでも良い)、長門はなんだろうか、やっぱり長門がA・ベティックか。役柄をよく考えたら長門の設定ってそのまんまA・ベティックのような気がする。あとちょっとシュライクっぽい。ああ、だと古泉は、うーん、古泉はサイリーナスあたりで。意外と良いような気がする。というわけで順当にハルヒがアイネイアー。まあ、根本的なところだけど、アイネイアーは知っていて、ハルヒはまるで知らないという点はいかんともしがたいんですが、その辺ギャップが面白いんじゃないかと思う。愛の物理学的側面について語るハルヒ。いや、いいね。そうか?
あ、忘れてたけど朝倉涼子はラダマンス・ネメス。これはガチ。つーかあまりにそのまんま過ぎてこれだけで笑えるような気がする。