2007年08月02日

なんでもないことは、なんでもない

漫画というか漫画同人とかその辺についてダラダラと書こうかなあと思った。
まあ自分は何をやってんだろうか、という事をさすがの僕も考えたりするわけで、そういう僕のどうどうと巡る思考を適当に出してしまおうという。というか、前は堂々巡りで考えてたけど、こんなもんかなあという感じでだいたい自分で納得してしまったので実際あんまり悩みとかでもないんですが、何となく書きたくなったので書くぜ! と言うわけで僕の少ない知識と偏見と妬みと嫉みと自己愛で書くので内容は適当。と逃げを最初に打っておく。
恥ずかしいのでこの辺でコッソリと。コッソリとしていない気もするけどコッソリ。
見るな! 見るなよ! 絶対見るなよ!

や、まあどうでもいいちゃどうでもいい話なんですが。
同人というと最初にイメージされがちなのは二次創作同人、漫画なりアニメなりゲームなり、何か元ネタとなる作品があってその世界設定やキャラクターを流用して描かれる同人漫画っすね。コミケとかはまあ大体コレの類だと思われる。二次創作がメインのイベントとしてはコミケとかサンクリとか後はオンリーイベントの類とか無数無数無数。
次に来るのは、と言っていいのか知らんけど創作同人で、設定やキャラクターから創作する類の同人漫画。コミケの一角に領域はあるようですが基本的に人はあまり来ないらしい。プロがやっている場合は別でしょうが。大きなイベントとしてはコミティアが年四回と同系列のイベントが日本各地にそこそこあるようなないような。
あと多分旅行記とかなんだろか色々あると思うけど、気にしない! というか創作同人の範疇のはず。

とまあおおざっぱに分けてしまうわけですが、もうちょっと見ると二次も創作も中を見ると色々在るわけでこう、なだらかなスペクトラムを描いているわけです。二次だと描いた人の脳みそが死んでいることが疑われるエロとかギャグから、これは設定を使っているけど殆ど創作だろうというのまで当然色々あるわけです。創作でもツンデレとかメイドとかメガネとか所謂属性とか言うので表されるものを題材に描かれている二次創作との境界領域に近いものから、作者以外の誰が読むの? という作品まで色々。もちろん視点は色々在るのですが、それはそれで、それとして。

えーっとなんだっけ。
そうだ。でまあ、なんというか、二次創作は楽しそうなんですよね! こう、端から見ていると! みんな楽しそうで良いことですが。ねえ、盛り上がっていて。好きな作品が同じでそれを媒介にしてコミュニケーションを取っているようなものだから盛り上がりもするでしょうが。いや、羨ましいですね、と言う話です。
創作でもジャンルとしてある程度コンセンサスがあるものを題材にしている人は二次創作ほどでないにしても好きな者同士で盛り上がれているような気がする。メガネ部とかね。これはまあ羨ましくはないなああんまり。
でまあ最後にアレですよ、自分自身以外にコンセンサスがないものが来るわけです。えーと、細かい話はおいといて、好きなものや描いているものでは繋がれたりしないところ。

巨大な平面を想像すると、二次創作の人たちは巨大なクラスターを形成しているわけですよ。動きがあるにしても割と密な感じでお互い繋がっている。んで創作に行くに従ってだんだんクラスターが小さくなって、最後には一人だけ孤立している人たちが点在しているという感じです。
この人たちが他の人と繋がろうとするなら、漫画を描いているという点だけで繋がる以外手段が無い訳なんですよ。哀れな人たちなんですよ。悲劇のヒロイン、見たいな。ああ、どうしてこんなにも孤独なの私たち、みたいな! みたいな?
ただ好きな作品などでまとまるのに比べると、漫画を描くというのでまとまるのは、なかなか簡単には出来ないと思うんですよ。趣味でやっている分には基本的に個人作業だし。
というわけでそういう漫画を描くという点だけでまとまれる場を提供するのがまんくらなんだと思う。というかそうであって欲しいなあと個人的には思う。

好きなもので盛り上がるのは楽しいし、みんなが同じものというか同じ方角をむいているのならまとまりも良くなるし楽しいと思う。ただ、そこで漫画は描くけど全然違う方角を向いている人が、漫画を描くという点だけで繋がりを持ちたいと思ったとき、他の人が好きなものだけでまとまっていると、どうしても入り込みづらくなってしまうのではないかと思う。
なんというか創作漫画を描く、そしてそれに関するどこかのコミュニティーに入りたい、しかし他に行く場所が無い人たちの行く末がまんくらじゃないかと思う。趣味が全然違う人たちが創作漫画を軸に緩やかにまとまるところというか。そういう余地を残しておくと、多様性も出て色々面白いことになるのではないかと思う。
漫画なりアニメなり作品を楽しむことを核にしたコミュニケーションを取る場は色々あるし、そうでない人を意図的でないとしても排するべきではないというか。
そういうことをあんまり僕が書くべきでもないような気もするし今更なんですが、まあいいや。ぐっちーのようなものです

閑話休題。

というわけで僕は当然最後ので、アレ周りに誰もいないぞと言うところに位置しているわけです。描いた漫画は自分以外誰が読むの? みたいな。その辺り不思議なところにいるわけです。
もちろんこういうところでキッチリやって、コミティアでも結構な量裁いてる方もいます。そういう人は自分の漫画の読者を自力でちゃんと作っていくという、結構凄いことをしている。それで漫画を描くのが苦でない人はリスクとかを考えないならプロになれば良いんじゃないかという気もするんですが(いや、まあコミティアの客層はまた普通の漫画を読む人とは分布が違うけど)、当然僕はそういう所には居ないわけで、いつまで経っても誰が読むのかしらん、というあたりで漫画を描いていたりする。
そうすると当然なんで描き続けて居るんだろうというところが問題になる。まんくらだって普通修士になってまでこんなに描いたりはしない。(この辺で二週間ほど空く)
一体何故、僕はこんな趣味を続けているのだろうと考えるわけです。ああ、ようやく問題の所まで来た。
要は漫画を描く、モチベーションの話です。漫画を描くのが趣味とは言ってもどちらかというと漫画を描くのはしんどい方だし、森薫みたいに三日ペンを持たないと落ち着かないとかそういう風にはなれない。というかそういうのがプロになるんでしょうけど。だからといって出来たものを誰かに評価されるわけではない。
という風に見るとインセンティブが無いなあ、と思う。それでも何だかんだ言いつつコミティアに出続けているのは、惰性以上のものはあるんだろうと思う。その辺がわからないというか、わかっているけどまともに認めるのが恥ずかしいのであまり認めたくない気分でずっと過ごしていた気がする。
そんなこんなで一昨年辺りみんなが好きそうっていうか萌えっぽいもの! のとか考えながらやって得体の知れないものができあがっていたんですが。そこはそれ、自分で読んでもアレだったので愕然としましたが。結局漫画を描くのが労力である以上、自分が描きたいなあと思うものしか描けないですねというところで。

というわけで自己愛だなあという結論です。自己満足とも言う。
ナルシズム。別に鏡を見てどうこうというのでも性的なものでもなく、もうちょっと根深いものですが。何だかんだ言っても自分の漫画も絵も好きなんですよ。僕は。客観的な出来を置いておいたとしても、自分の漫画は好きだなあと思う。自分と切り離した単体としても漫画は自分ではどう評価すればいいのかわからないのですが、それを作るまでに重ねた妄想とか、まとめる上で切り捨てたもの、描くのに労した力とか時間とか、完成したときの達成感の記憶、そういうものの現れとしての自分の漫画が大好き。冗談ではなく。
自分が妄想した話が、自分の手によって、形にすることが出来るのは、それが人に見られたり評価されなかったとしても、昂揚するものがある。
もちろん自分の原稿が完璧だと思うわけでもないけど、自己評価はおいておいても、とりあえず好き。
絵にしろ話の作り方にしろ、昔の漫画と比べてみて明らかに良くなっているところが見えるのは非常に快感だし、駄目なところはそれはそれで愛着がある。どの頃にどういう事が出来るようになったかを思い返すのは何とも言えず楽しい。多分、僕にとってなにがしかの技術向上、というか出来なかったことが出来るようになるというのが感じられた数少ないものの一つであり、もっとも達成感があるのがが絵なり漫画なりなんだと思う。世間として意味があるかはおいておいて、自分にとって何かとなったと思えるかという。
結局僕が漫画を描くモチベーションはそこであり、今のところそこ以外はそれほど重要ではないんだと思う。そういう意味では究極の内輪受けとして漫画をやっているんだなあと、何とも云えない気分になる。コミティアに出す意味はあるのかという所はあるけど、そこはまた縛りとかその他色々あるんですがとりあえずおいとく。
他人が喜んでくれるようなものを、そのうち描きたくなるのかなあと思う。けど、その前に自分が文句なしで満足できるものが描けるか、というか今描いたより上手いものが描けるようになりたいと思わなくなるまではない気がするし、その時は上記のモチベーションは意味を失っているような気がする。
ナルシズムで同人誌をやっている以上、うちにうちに入って行くわけですしね。あとは人からどう評価されるかと言う視点を、自分に対する自分の評価にどう組み込んでいくかという所に行くんでしょうが、そこはどうなんだろう。人から侮られるものを描きたくはない、という負けず嫌いなところで間違えなく入ってはいるけど、好みという部分では完全に好き勝手やりたいことが勝ってしまっている。もちろんこれからどうなるかわからないけど。

まとめると僕は自分の漫画大好きという自己愛駆動で同人をやり続けているナルシストであるという非常に恥ずかしい結論に達してしまうので、あまり認めたくも無かったのですが、一度認めるとまあそんなものかなあと言う気もするし、すっきりもするので、せっかくなので勢いでここにも描いておきます。僕の恥ずかしいところを見て! 見て!!!
どうやら露出狂の気もあるようです。まあ、同人やってて今更ですが。
それはそうと自己愛駆動で、自分の原稿好き=満足という方向に行くと、そこより漫画が良くなることはなさそうなので、それだけは気をつけて自分に対する自分の評価の土台を緩くしないようにしよう、と思う。

でも僕みたいな人って他にも居ますよね!?