便意に負けないで
ふとした瞬間に 鏡の中の自分と視線がぶつかる
快便のしあわせのときめき 覚えているでしょう
パステルカラーの季節にトイレに恋した
あの日のように輝いてる
あなたでいてね
便意に負けないで、もうすこし
最後まで走り抜けて。
トイレがどんなに遠くても
こころはそば、つまり括約筋の辺りにいるわ
追いかけてね 間に合うというはるかな夢よ
下半身でなにが起きたって ヘッチャラな顔して
どうにかなるサと おどけてみせるの
今宵はわたくしと一緒におどりましょう
今もそんなあなたに耐えられた自分が好きよ
忘れないでね
便意に負けないで
ほらそこに ゴールは近づいてる
トイレがどんなに離れてても
こころはもう便器のそばにいるわ
感じてねそんな汗だくのあなたを見つめる通行人の瞳