2008年02月11日

「ウコンの力」の一文字を入れ替えると大変なことになりますね!!

そんなことを昨日強く実感いたしました。
何があったかといいますと、昨日所用がありまして、ここではないどこかへと出かけたのですが、その途上、乗換駅で鈍い腹痛が僕を襲いました。
ああ、これは、あれだ。
大腸がTime Place Occasionを、わきまえずに全力を尽くして活動を始めたのだ、ということに、聡い僕は即座に気が付きました。寒いし。そこで、
そうだ、ご不浄にいこう!
と、おもってその次の乗換駅でご不浄を訪れたのですが、なんと! 休日だったからか、どこもかしこも埋まっているじゃあ、ありませんか。ああ、でもまだ括約筋が何とかしてくれる、多分、という状況だったので、とりあえず次へ行こう。時間もないし。
そう思った僕は、次の、駅、目的地の駅へ、行ったのですが、なんと、その日就活イベントが開催され、スーツ姿の若人が、ハエの如くご不浄に群がっていました。列を成して。
こまったぞ、目的地までもしかしたら僕は間に合わないかも知れない。いや、でも僕は諦めない。
人の目が前に付いているのは、いつも前を向いて歩き続けるためだから!
だからきっと多分馬は後ろ向きに歩いたりするんだろうなあ。
そんなことを思いながら、早歩きをしていた僕は、何と、目的地への途上にいかにもトイレの在りそうな建物を見つけました。ああ、日頃の行いが良いとこういうこともあるんだなあ、きっとスーツ姿の奴らは、ココに気が付かないに違いない。
ふへへへへ。
と思い、荒ぶる下腹部の御魂を努力と根性で鎮めつつ、括約筋に檄を飛ばし、その建物の中のあまり誰も使っていなさそうな二階のご不浄へと足早に急ぎました。
ああ、もう、ここが、ダメだったら、僕は成人男性としての尊厳を諦めなければならない……どうか! と、祈るように、願うように入ると、
個室は全て埋まっていたので、
ああ、もう……神も仏もいないのか!
というこの不条理な世界への絶望が僕の頭をよぎり崩れ落ちそうになった瞬間、がちゃりと一番奥の個室が空いてスーツ姿の男が出て行ったので、素早く個室を確保し、もろもろの後、事なきを得ました。
そして、開放感に浸りながら、ああ、「人事を尽くして天命を待つ」というが、人事を尽くして空いているご不浄を探した僕に、天は応えてくれたのだ、と感動いたしました。
こうやって、人は信仰心を深めていくのでしょう。
人生についての洞察がまた一つ深まった冬の一日でした。