2010年07月04日

宇宙ショーへようこそ! を見た。上映映画館が少なくて困る。
キャラクタも映像も良かったしなかなか盛り上がる展開だった。宇宙世界もokamaっぽいかんじで賑やか、おもちゃ箱をひっくり返したようで、非常に好み。力のいれ所と抜き所が絶妙だった。二時間半近くと結構長めだったけど、飽きさせることのない展開であっという間に感じられた。
劇場で貰ったフイルムはなつきとポチが話しているシーンだった。

以下適当にネタバレ感想

・冒頭の田舎描写は凄かった。匂い立つような空気感というか、適当に地方に行ったら本当に出会いそうな光景というか。まあ、街育ちなので実際どうだか知りませんが。
・あまねとなつきのやりとりは、見ていると何か恥ずかしくなって身悶えしそうになった。部屋で見てたら絶対飛ばしてる。でも何故か涙腺が刺激される。不思議!
・きっと寝不足だったからに違いない。
・月の裏に行くところ辺りは、ドラえもんの映画の初めの方を思い出してワクワクする。
・全般的になんかドラえもんが連想された。
・「それが、ズガーンとわさびの違いだ!」は名台詞だと思う。
・でもズガーンの本当のなんだ、意味だっけ、はよく分からなかった。生物を合成するのに必要なのか?
・敵の本当の目的もあんまりよく分からなかった。全般的にヒントはちりばめられているし、制作者としては分かる人には分かる! みたいな感じらしいけど(インタビューによると)。
・自分は分からない人だった。
・敵には敵の事情があるみたいなのやるには尺が足りなかったんじゃねーのとか思う。R.O.Dとかガンソードの時も思ったけど、倉田英之のラスボスって、なんか高尚な目的を持ったのが多いのかなあ。
・まあ、なんか理想主義でスーパー行動力があるかんじ。
・でそれを主人公がわりと即物的で(それで共感しやすい)理由で相手をやっつける。
・ヒーローと敵が逆転気味の感じ。
・今回もネッポとポチの争点も、自助努力で頑張らせるか、力ある人が助けるかの違い、だよね。多分。あまねを捕まえて合成して何をさせたかったのかよく分からないけど。
・人間とウサギを合成させても、宇宙空間に放り投げられたら死ぬよなあ...
・ビヒモスもなんだろう。完全生物っていわれてもなあ...
・そういや映画版ドラえもんの悪役って、非常に即物的で分かりやすくて良いよなあと思う。それぞれ己や自分の属する集団の利益を求める人間が基本なので、行動に納得がいく。
・この辺りがスッキリこなかったけど、まあ、ラストのバトルは非常に盛り上がったからいいかーという気分。
・映画自体の感想とは別だけど、宇宙世界の描写がデザインと技術レベルを除けば、現代日本と全く違いがわからなかった。正直乙嫁語り読んだ方が、よほど異世界感がある。
・だからといってガチでありそうな異星人を追求してハードSFにしても面白い映画にはならなかっただろうとはおもう。
・何となく気になった。