2010年09月19日

そういや芸大生とかってどう思ってるんだろう

この前村上隆がTogatherでくだを巻いているのを見て、ああ果てしなく上から目線でウザイなあとか色々思ったんだけど、同時に村上隆の作品がなんでこんなに胡散臭く感じるんだろうなあと言うことも考えさせられた。
僕が胡散臭く感じるのは、技術的にはたいしたことないのに珍奇なことをして注目を集めているだけにしか見えないところが実にキモイと感じさせられ、その技術的にショボくみえるものに多額のお金が動いているという事実が胡散臭く感じさせるという点で、わりとみんなそうだと思う。
一万円出せば中国の女の子(最近は東南アジアかも知れない)が頑張って彩色した凄く出来の良いフィギュアが買えるのに、一歩間違えば邪神認定されそうな造形物になんで数億円払っているの? という気持ちになるよね普通という。
商業流通では安い値段(どころか場合によってはタダで)で技術的にすぐれた絵とかフィギュアとかデザインとかが手に入るのに、なんでああサンプル通りクソだったねと言われて発売後一週間でワゴンで投げ売りされそうなフィギュアが....とか考えるときもくてきもくてしょうがない。エロフィギュアの乳首にグラデーションを塗っている中国の女の子に謝れ。
お金が絡んだとしても価値というモノがいかにいい加減なモノであるかということがよく分かる点では良いかも知れない。たぶん売る人が売れば埋め立て場から拾ってきた粗大ゴミを数億円で売れるんだろうなあ。どぶ川に落ちてた壊れかけのカーネルサンダース人形とか。
しょっぼいデキのものを高く売りつけて大もうけしたひげ面のオッサンが自分の顔のドアップを表紙にした本を発売して偉そうに芸術がどうの、オタクがどうたらとか語り出したらそりゃーみんなむかつくし箸が転がっても死ねばいいのにとか思いますよ、ええ。


まあ村上隆に限らず現代芸術はなんかみんな割とそうと言う印象がある。トイレにサインを書いたのが「最も影響力があり、ショッキングだった20世紀の芸術作品」とかいわれても、最もショッキングなのは投票した芸術関係者の脳みそだよ、としか思えない。
全員病院送りにすればよかったのに。


別に芸術に限らないけど、オリジナリティーというものを高く信仰する方々は何なんだろう。そんなものどうでも良いのに。最近よくラノベの表現のパクリとか漫画の絵のパクリとか問題になるけど、何が問題なのかいつも分からない。よほど酷い場合の幾つかには法律的に著作権がどうのという問題はあるのかも知れないけど、それは商売や法律上の問題であって、パクリの問題自体は作品の出来不出来には何も全く関係ないのに。もちろん表現を丸々剽窃する人の作品が酷いデキである場合が多いというのは、あるかも知れないけど。


今芸術と云われているもののでも昔の物は芸術家というよりは職人が、工芸品として描いていたものと言う印象があり、今言われているような芸術とはちがうように思う。いつから職人から分かたれて芸術家というものが生まれたんだろう。いや元から居たけど写真の普及で写実的な絵の需要が薄れて、そういったいわゆる芸術が目立つようになっただけと
か? よーわからんな。芸術史とか読めば分かるのかな。
ミュシャとかラッカムとかそうだけど、その当時一般の人に人気があった絵というのは、イイと思うモノが多い気がする。


ところで今検索してみたらあのフィギュア作った人海洋堂の偉い人なのか..... なるほど、海洋堂の美少女フィギュアが微妙に見えるのが多いのはこの人がいるからか。
何もかもどうでも良くなったので、グッスマのフィギュアでも買おう。