2005年11月26日

喫茶

秋葉原が観光地化しているとかそういう話を聞くけど、まあそうなんでしょうね。テレビで取り上げられるようになる以前にはあまり見かけなかったたぐいの人たちを見かけるようになったし。テレビってすごいよなあ。

まあ、それはどうでもいいんですが。
メイド喫茶の場所とか、おでん缶の位置とか、とらのあなの場所とか聞いてくるのは何なんですかね。おまえの目の前にあるじゃないか、と言いたくなります。まあそのへんにあるんじゃないの。おでん缶の場所なんて調べれば十秒でわかるじゃないか。調べる能力とか探す能力とかないのかな。ないんだろうね。
馬鹿か。
馬鹿ならしょうがないよね。
死ななきゃ直らないっていうしね。

本題。
メイド喫茶多すぎませんか。
気がつけばバイト先の隣のビルにもメイド喫茶ができていました。メイド服のコスプレをした人がビラを配っていました。ふと見回すと、二三件はメイド関係の店が目に入ります。
休日の歩行者天国とかはメイド服を着た人とかで凄いらしいですね。
なんかもうおなかいっぱいです。
メイド喫茶を否定する気はないのですが、あれは元来メイドが好きな人という非常に狭い層というかコアな層をターゲットとしたものであると思うんですよ。だからテレビとかで変に取り上げられない限り、雨後の竹の子のようにわいてくるわけも無かったはずなのです。
現状は明らかに本来の需要を遙かに超えています。
これが何を意味をするかというと、本来ならできていたかもしれない類の喫茶店ができなくなってしまった、と言うことです。
メイド喫茶が売れたことからわかることは、こういうオタク的な趣向をピンポイントで狙い打ちするような店が商売になる、と言うことであったはずなのですが、どうも「メイド喫茶」は売れる、というようにしか受け取られていないような気がします。
つまり、あり得たかもしれない「○×喫茶」(○×には好きな言葉を入れよう)は作られたメイド喫茶ブームによりたたきつぶされてしまったわけです。
そして僕のようにメイドにはそれほど思い入れのないオタクは、悲しい思いをしているわけです。
そこでせっかくだから、こういう喫茶はどうかという提案をしていたいと思います。もしメイド喫茶を始めようとしている人がこれを読んで、あれ、こっちの方がいいんじゃない? とか思って貰えると、うれしい。凄いうれしい。絶対いきます。
一回ぐらいは。

司書喫茶。
眼鏡でタイトスカートで長い髪を結い上げているつり目でクールな美人の司書さんがいる喫茶です。中村博文プロデュース。
内装はもちろん図書館風。よくある自習用の机みたいな所で飲食します。
で、もちろんメニューなんてものはありません。図書館だから。図書館にメニューなんてないし。店の外に自動販売機があって客が外で買って持ち込みます。
店内は無論おしゃべり禁止。図書館だから。おしゃべりなんかしてたら司書さんにすげー怒られるんですよ。で、説教されるわけです。眼鏡の司書さんに。
それどころか店内完全飲食禁止。図書館だから。本が汚れたら困ります。持ち込んだもの食べていたら、もう激怒。超激怒。図書館はものを食べる所じゃありません!! 三十分ぐらい説教。おちおちお茶も飲めない。ケーキなんてもってのほか。
という喫茶。
何なら書店員喫茶でも可。内装はもちろん本屋。飲食をしていると、店員が走ってきて、申し訳ありません店内での飲食はご遠慮ください、とか言ってくるの。書店員が。書店員喫茶だと、司書喫茶だと不可能だったどじっ子が許されるので、少しは一般的じゃないかなと思います。

という感じのオタク向け喫茶店どうですか。話題にはなるんじゃないでしょうか。
世の中にいるお金の余ってしょうがない人のうち一人ぐらいは興味持ちませんか。