2006年09月11日

近況3

今日も僕は元気に本屋に行ったのだが何も買わずに帰った。


「ナルニア国物語:ライオンと魔女」
C.S.ルイスの有名ファンタジーの映画。小学校の時読んだ。そして大学はいってから何を思ったか一巻だけ英語で読み直したわけですが、童話ですらこんなに時間がかかるというかしんどいなら、英語で本を楽しみのために読むのはきついなあと思った。
そういうわけで僕が英語力を向上させようなどということは思わなかったという話ですが。思っていたら今頃論文読むの楽だったのかなあとかはふと考える。
それはどうでもいい。

で、ナルニア国物語ですが、よく映像化できている。
ナルニアの風景も人間以外のキャラクターも効果もすべて自然に作品になじんでいる。こういったいわゆる超大作はハリウッドだからこそだなあと思う。さすが。
話は原作どおり、のはず。手元に本があるわけではないので確認できないけど。話の展開を知っていたので、もう少し手早く進んでほしいと思うところはあったけど、それは最近の僕の変なこだわりのせいでもあるので、普通に考えれば適切だろう。
原作読んだ時も思った、アスランがよみがえる時のそれありかよ、とか伏線なしで唐突に新しい設定が出てきたりするのはちょっと引っかかるけど、それは原作を忠実に再現しただけであり、映画云々という話ではない。
というわけでネット上であまり評判がよくなかったのでどうなんだろうと不安ではあったけど、思ったよりずっとよかった。どうも見てみると、ロード・オブ・ザ・リングのようなものを勝手に期待して、裏切られている人もそれなりに見受けられる。指輪物語とナルニアに同じようなものを期待するなんてアホかとも思うが、予告編をぱっと見た感じだと、同じように見えるのかとも思う。それは配給側の問題でもあるんでしょう。
まあ、同じファンタジーだしね!!!

ちょっとなんだった点を上げるとするなら、ディズニーだからか、血が一切出ないのは違和感を覚えた。狼を至近距離で剣でさせば返り血は浴びるだろうに。あと冒頭の空襲シーンが不必要に迫力があるというか、いわゆるハリウッド的だったのは浮いていたように感じられた。それぐらい。


「レジェンド・オブ・ゾロ」

怪傑ゾロの映画。
「マスク・オブ・ゾロ」の続編であることを見始めてから知る。が、むろん「マスク・オブ・ゾロ」は見ていないのですが、気にしないで見た。

アメリカに併合される直前のカリフォルニアを舞台に、併合に反対する人間、反アメリカの秘密結社にゾロが八面六臂の大活躍をするアクション大作。歴史的背景がさっぱりわからないので、カリフォルニア人がなぜ熱烈にアメリカ人になりたがっているのかはよくわからん。米墨戦争とからしいが投票の詳細とかがよくわからない。まあ、そんなことはどうでもいいアクション大作。
割と面白かった。
アクションはすごい。ちょっとあほみたいだけど、それもまたいい。主役の人はこういう少し抜けた、しかし決めるところはきっちり決めるヒーローを演じるのが上手い。剣戟とかも非常に迫力がある。マッハみたいに、リアルで痛そうとかそういうのはないけど。
話も良い。シリアスになりすぎず、コメディになりすぎず。どっちも楽しめる。うまく見る人に適度にストレスを与え、最後にはすっきりとカタルシスを感じさせる。これぞハリウッドと、ご老公の両脇にいる人に印籠として見せ付けたいぐらい。

メイキングを見たけどすごい。バンデラスとか体張っているなあ。でも悪役やっていた人の、死にたくないから危ないのは全部スタントマンがやってほしい見たいな発言は、思わず普通そうだよな! とうなずいてしまった。
普通そうだよな。


今日だらっとどこぞのブログを読んでいたんですが、昔のとんねるずはすごかったみたいな話が載っていたんですが、それを読みながら僕の頭に浮かんでいたビジュアルはダウンタウンでした。
まあ、かなり似ているし、間違えるのも仕方がない。と思うんだけど……。