2007年06月18日

にっき?

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最近は、エアコンを修理してもらったりしてた。ヒューズが飛んでいたらしい。もうちょっと頻繁にフィルタを掃除して欲しいとのこと。はいさー。

■「ユビキタス社会のキーテクノロジー」
ユビキタス(コンピューティング)社会はどういうことか、実現するとどうなるか、ヒューマンインターフェース、ロボット、グリッドに関してさらりと。

■「考えるコンテンツ「スマーティブ」」
著作権違反コンテンツとかなんとかをどうにかしようというので、コンテンツにエージェントを組み込もうというアイデア。今はサッパリ聞かないエージェント指向プログラミングの流れでしょうか。用はコンテンツに著作権者のポリシーなどを組み込み、違反するような使い方を出来ないようにする。また、利用者もエージェントを用意することで、お互いの利益にマッチするような形でコンテンツが利用できるようにすりあわせをしたりするとか、そんなかんじ。
面白いとは思うけど、普及するのかというのに関してはまだ難しそうだなあ。

■田中ロミオ「人類は衰退しました」
ガガガ文庫の中ではかなり売れているようで、一時期神保町秋葉原とかでは全然見かけなかったんですが、増刷が掛かったのか入荷していたので、買ってみた。
あー面白かった。
人類が衰退したあとを、妖精のようななんだかよくわからん生き物が置き換わっていく。んで妖精さんと交渉をする調停官の女の子の話。多分。体長十センチの妖精はゴミの山を一夜でミニチュア都市にしたり、森をミニチュアサバンナにしたりペーパークラフトで生きた恐竜を作ったりと人間より遙かに進んだ技術力をもっているんだけど、交渉をしているとアホっぽくてそうは見えないというか、言葉は通じるんだけど全然理解できないという何とも云えないが、とにかくなんだかよくわからん! という雰囲気がすごい上手いというか面白かった。
会話をしてもかみ合っているんだか、かみ合っていないんだかという感じで明後日の方角に行ってしまう。んでも調停官が真っ当な人間ならイライラするような感じなんだろうけど、主人公も一歩ずれてて絶妙に気の抜けた話が延々と続く、物語があるのか無いのかと言われれば間違えなく無いし、伏線も張りっぱなしだったりでその辺わりと適当な作りなんだけど、まあ、何でもいっか、という気分にさせられる。
というと雰囲気だけのような感じなんですが、そんなこともなく例えば紙生物の下りとか結構秀逸だと思う。
後書きを読むと(続けようと思えばいくらでも)続きはあるそうなので、とりあえず期待。

■三井洋司「不老不死の科学」
タイトルがかなり大げさなのできっとこれはケレン味タップリの本に違いないと思って読んだら、そんなことはなく真っ当すぎるぐらい真っ当で、思わず邪念を抱いてかってすみませんとか謝りたくなるような本だった。
えーと、老化の原因とか老化するとどうなるか、というのとラットとかを対象に行われている寿命を延ばすの成果、およびちまたで行われているアンチエイジングについて。サプリメントもホルモン療法も健康な生活を送っているならやるべきではないというか、「適切な量と質の食事、適度な運動、じゅうぶんな睡眠、適度な刺激。それが何よりのアンチエイジングだと思います。」といわれると、何も言えないんですが、みんなそんな面倒なことをしたくないから、手っ取り早い方法がしたいんだと思います。


■アイザック・アシモフ「永遠の終わり」
積読崩し。アシモフの時間物。あれ、アシモフで時間物って他にあったっけ……。パッとは思いつかない。
めんどくさそうなので読んでなかったけど、思っていたよりずっと良かった。時間云々は面倒な話になりがちですが、その辺はそこそこアッサリと。
銀河帝国シリーズを読んでいると最後の感動もひとしお。