2009年08月31日

日記


土曜日に出がけに期日前投票をしたんですが、スタッフ多すぎて何となくゲンナリした。
ネット投票って出来ないのかなあ。


ニコニコの生放送を見てたら行きたくなったので、AmanoGlaxy行ってきました。ちなみにニコニコ生放送のライブペイントは一日はアレすぎました。二日目は割と面白かったけど、なんだろう、総括すると別に天野喜孝の動いているところや喋っているところを見るのは僕にとって面白くもないなあと言うところで落ち着いた。
あとコメントも出ている人も持ち上げまくりでちょっとつまらない。右に座っている関係者?も、こんなのを見るのは私も初めてです、貴重です、とかいいまくってて気持ちわるい。


AmanoGlaxyは1000円だし人もそれほど多くないというのでのんびり見られて良かったです。展示してあったのはアルミに自動車用塗料で絵を描いたcandypopや二つのビッグバンという絵群、あと超大型のNewyorkNight。
candypopはカワイイ絵。所謂カワイイ絵の文法に全く則っていない、一つ間違ったらグロテスクになってしまいそうなぐらいディテールが書かれているのにカワイイ。不思議。
二つのビッグバンは大型でディテールが描き込まれている絵と、それに付随する比較的シンプルな絵の作品群、日本画風味を出しつつわりとガッチャマン的な雰囲気を醸し出していて面白い。僕はcreationが好きです。
特にNewYorkNightがそうなんだけど、巨大な絵にすさまじいディテールが描き込まれているので、見ていると目が迷子になる。ふと気が付いたら細部に目を捕らわれて居る感じ。


展示会は面白かったけど、こう言うのを見ると小説の挿絵はもうあんまり書かないのかなあと思う。残念。そもそもライトノベルと子ども向けの小説以外で挿絵がある小説が殆ど無いというのが本当に寂しい。ライトノベルに天野喜孝の挿絵が載る可能性は低いし(覗く元ソノラマ)、子ども向きもなさそうだしなあ。

そもそも挿絵のある本は子ども向きと思われていそうなのがどうかと思う。


会場が表参道ヒルズだったので、生まれて三度目ぐらいの原宿に行ってきましたが、人が凄かった……。谷のようになっているところがあって、遠くまで見通せるんですが、人人人、お祭り勝手ぐらい人だった。
表参道ヒルズは現代建築らしく面白い構造だったんですが、とてもわかりにくかったです。もしかしたらバリアフリーという点では最高なのかも知れない。エレベーターを使わなくても全階ベビーカーを押してみて回れるし。
しかし高級店ばかりでお呼びでない感満点!

設計者は安藤忠雄だって。有名人ですね。
ぼくのなかの安藤忠雄のイメージはパンチラ盗撮できそうなコンクリート建築を造る人だった。遠近法を利用しただまし絵建築を作る人にアップデート!!


一年ぐらい悩んでいたのですが、スピーカーを買いました。
前使っていたTimedomain MINIはえ、これ3000円じゃないの? という外見にも負けず結構いい音でならしていたのですが、ボリュームがさびたのか何なのか知らないけど、音量を変えるとノイズがのり、しかも時々右側の音が出なくなると言うイヤンな状態になってしまったので、これはもう、換えるしかなかろうといいつつ一年ほどずっと悩んでいたのですが、ようやっと買い換えました。
新しいのは富士通テンのTD307PA IIです。タイムドメインのスピーカ自体は結構気に入っていたので、Timedomain miniよりいいのが欲しかったのですが、本家だとその上が30万円というちょっとないわー価格だったので、現実的なところで選びました。
ネットで情報を探しても価格.comのレビューが少しだけ見つかるだけで、殆どユーザの声が見えないということで、実際の所どうなんだろうという点と、三色あるけどどれ選ぼうという点と、やっぱり高いよなあという点が相まってためらっていたのですが、いや、良かった。
とりあえずの感想としては、クリアな音が出るなということと、定位が物凄くいいという点で、大体思っていたとおりTimedomain miniの強化版という印象です。響くような低音はやはり出ないんですが、もともとタイムドメインのスピーカー使っていたので気になりません。むしろよく出てるなあというぐらい。
昔1000円のスピーカーからBoseのMediamaintIIにかえたときは、聞こえなかったベースの音が聞こえるようになって感動したんですが、今回も前のスピーカーでは聞こえなかったような微妙な音が聞こえて、嬉しかったです。明らかにきこえる音の情報量が増えてます。
一方で全く味付けをしないスピーカーなので、結構ソースを選ぶようです。ゲームのサントラで打ち込みのヤツでは聞くに堪えなかったりします。一方でライブ音源などは臨場感があって非常に良かったです。
あと定位の良さは本当凄い。目の前の空間に音が広がっているみたい。スピーカの存在が消える、という売り文句も分かります。スピーカーからなっている気がしない。これで5.1chで聞いてみたら凄いんだろうなあ。あと10万ぐらい積めばいけるみたいだけど……。将来の夢にとっておこう。
エージングしないと音がショボイ!! とレビューしている人がいたので、これよりずっと音が良くなるのかと思うと楽しみです。ピンクノイズでエージングするといいという話を聞いたので、明日から会社に行っている間はピンクノイズをループ再生させようと思います。

安くはないし、ある意味とても癖のあるスピーカーなので人には薦められませんが、結構良い買い物したと思います。
前のスピーカは友達に押し貸し中。


アキバのヨドバシカメラで買ったんですが、店員さんにこれ買いますと言ってから実物が出てくるまで結構時間が掛かりました。あとレジでも読み取ったバーコードの情報が使えないとかで苦労していました。
このスピーカは所謂アクティブスピーカの売り場で売られていたんですが、そのあたりの売り場の商品で売れるメインはやっぱり一万円か、高くても二、三万円ぐらいでなかなかそれ以上の値段の物を買う人はいないようです。一方でちゃんとオーディオにお金をかける人は、こんな安い物を買わないという。というわけでこの中途半端な立ち位置にいるスピーカはアキヨドですら売れず、地下の倉庫にしまい込まれていたそうです。


大きな買い物をすれば少しは物欲が収まるかと思いきや、むしろタガが外れそう。細かい買い物については金遣いは明らかに荒くなっているし、危ないなあ。細かい物を締めて、大きな買い物をドカンとする、というのが一番満足度高いので、そういう風に移していきたいなあ。
次はブロードバンドルーターだなあ。実際的だけど。またケーブルのカオス度が上がるけど。


オーティオ+ブラインドテスト(or盲検法)とかで調べるとおもしろいなあ


というスピーカーを買った喜びを覆い隠すぐらい上橋菜穂子の「獣の奏者」が面白かった!! エリンの聡明さと純粋さと生き物への探求心と思いやりと、闘蛇や王獣の謎に満ちた生態、そしてそれらが国の行く末をかえていくダイナミックな展開などには、よみながら何度も震えた。
そしてなによりそれらの物語を支える世界の強固さが凄い。リョザ神王国がここではないどこかに確かに存在すると感じさせる。ファンタジーとしてこれ以上の物はなかなか読めないと思う。上橋菜穂子の小説は本当に面白い。
1、2巻を読めた今日は幸せだった。


選挙速報見てたら圧倒的すぎてなんかもう笑えてきた。


■僕の錯誤×2

数ヶ月前に毎日六時台に目が覚めて、しかもその後寝付けないという日々が続いてずいぶんしんどい思いをしたました。その時色々考えて、日が昇るのが早くなって六時台には明るくなっているのに家の安物のカーテンでは全然遮光できていないからまぶしくて目が覚めているに違いない、という仮説を立てました。そこで対策として、アイマスク(中山式の!)を買って寝たら、その日はなんと八時過ぎまで一度も起きることなくぐっすり眠れました。
でまあ、僕はそうかやっぱり仮説は正しくてまぶしくなったせいで目が覚めたのだなあ、と思いました。

そして最近、こうやって変なジンクスとか迷信とかニセ科学とか新興宗教とかが流行るのかなあと思いました。ようは、自分の仮説にあった一度の出来事で仮説が正しく、因果関係があると思い込んでしまうという点です。
実際はアイマスク付けるようになってからも六時台に目が覚めることはあったのですが、それは、アイマスクがずれたからだとか、バンドがきつすぎたからだとか、色々理由を付けはしたものの、明るくて目が覚めている、という仮説をなかなか疑おうとしませんでした。単純に部屋が熱くなったからかも知れないし、何かがうるさかったのかも知れません。しかし、なかなか仮説を疑いませんでした。

やっぱり初めてアイマスク付けた日に熟睡できたのは大きいですね。それは偶然だったのかも知れないけど、そうは思えなかった。人は因果関係を見いだしたがる生き物であるとは言うし、それが事前に持っていた考えにマッチした場合は特にだと言うことをとても痛感させられました。

というわけで、誰かに信念をすり込むには、事前に相手に仮説を吹き込む→その仮説を証明するような出来事を一度でも見せる。という流れはもしかしたらいいのではないかと思った。


というように自分の一度の出来事を一般化して人間を語るのはどうかなあと書きながら思いました。