2010年12月21日

はじめての海外しゅっちょう

出張が、もうちょっとで、おしまい!
なんか10月11月は割と平気な感じで何となくきていたのですが、12月になって終わりが見えてくるととたんに帰りたくて帰りたくて仕方がなくなってきましたね。急に気温が下がって毎日氷点下とかになったせいで体調がよろしくなかったというのもありますが。言葉の通じない異国で体調不良に陥ったときの不安感は異常。

なんというか出発の一ヶ月前におまえ三ヶ月行ってこいやーいわれたおかげで準備もぎりぎりだったり、お金が無駄になったりして微妙な気分だった。一週間ぐらいの短期出張ならともかく、三ヶ月近くも出張させるなら、もうちょっと前々から言って欲しいよなーとか思う。過ぎたことだけど、今後も同じようなことがありそうでちょい嫌だ。
まあ、一年行ってこいといわれた人も居るわけで、そこはうん。あれですね。なんだろう。まあいいや。そのあたり何だかなあと思うところはあったのですが、会社勤めしている限りはある程度しかたないんだろうなあ、という気分になった。
「親方、空からお金が降ってきた!」
とかなんないかな、なんないな。あるいはコルヌコピア・マシンでもOKです!


アメリカ初めてだったんですが、でかいですね、さすが大陸。びっくり。
滞在しているノースカロライナのローリーは地図で見るとほぼ東海岸沿いという感じなんだけど、車で実際に海に出かけようとすると、300キロとか余裕である。300キロて。
飛行機から見たら、本当に見渡す限り森、森、森。日本だったら絶対山が見えるんですが、地平線まで平地で森。ひたすら森で平地。あと湖。あー、大陸に来たんだなあと思いました。まだまだいくらでも開発の余地がありそうに見えました。所有者は誰なんだろう。
そんなわけでおそらく土地が余っているんだと思うけど、道もすごい広い。ホテルの目の前の道路が日本の高速道路並みに広かったりする。だいたい片道二車線あるし一車線の道路でも、左折レーンが用意されている。何度か運転したときでもそこまで怖くはなかったです。いや、ちょっとひやりとするときはありましたが、二、三年ぶりにしてはということで。
フリーウェイは充実しているけど、それでも夕方とかはかなり混むんですねー。渋滞で全く進まなかったりする。2時間ぐらいかけてきている人も居るという話だったので、大変だ。あと事故っている車が多い。ちょっと出かけると、道ばたにいっぱい車が転がっているのでビックリする。あと動物の死体。森が道路のすぐそばにあるので、リスとか鹿とかが結構轢かれてました。一度僕の乗っていた車もバンビみたいな子鹿を轢きそうになった。
フリーウェイを降りた下道は酔っ払った子供がマーカーで適当に書き殴ったんじゃねーのというぐらい計画性がなくて適当な感じだった。フリーウェイと下道は気がついたら入れ替わっていたりするので、また迷う。マジ何なんだろう。まあ、東京も大概ですが。ローリーも東海岸と云う事で、アメリカの中では古い町のようなのでしょうがないのかもしれません。
そういや南北戦争当時は南部連合だったようです。
ノースカロライナは農業牧畜が盛んで、たばこも名産品の一つらしく、アメリカにしては税が低く安く買えるようです。これで吸い納めだなあと日本でボックスを買っていった課長が山ほどたばこを買っていたのが印象的です。
お祭りも動物とふれあうイベントが多かったですね。なんか。ピッグレースという豚のレースが有名らしいんですが、見られませんでした。あとで動画を見せてもらったのですが、まあ、見なくていい気がした。娯楽がなかったんですねえ、昔は。そういや子豚のステーキ食べなかったなあ、しまった。
全米でも結構上位にくるぐらい求職が多く、治安がよい土地らしく、滞在している間危険を感じたことはなかったです。くる前に総務の連中に色々脅されたけど、何だったんだアレ。
休日に観光とかするには、それこそ最低100マイル以上移動しないといけないような、周りに何もないところではありましたが、すむには良さそうな場所だなあとは思いました。治安はよく、RTPというIT企業が色々集まっているところはあり、有名な大学もあり、空港も近く、金太郎飴みたいだけど、ショッピングモールもそこそこある。
出張で滞在するにはちょっと刺激の少ないところでしたが。ちょっとね。

食事は結局ほとんど自炊で済ましたので、あまりひどいものを食べはしませんでした。わりと近くに日本食料品店があったので、そこでひと調味料とお米などをそろえて自炊。野菜炒めとかばかり作ってましたが、正直寮にいるときよりよっぽどマシな食生活だったような気がします。寮だとレトルトが多いからなー。ちょっと寮を出たくなった。あるいは卓上IH調理器を買うか。あーでも日本帰ったら定退できないか...
肉とかは圧倒的にこっちの方が安い。野菜はよくわかんないという感じです。ジュースとかアイスとかパンとかもこっちの方が安い。食費に関してはだいたい一日10ドルで収まってました。昼食のカフェテリアで6,7ドルぐらいかかっているのを考えれば、割と安く収まった気がします。買い物はだいたいFoodLionとWalMartで済ませました。質は低いけど安いものを探すなら、WalMartは最高ですね。だいたい何でもそろいます。
というわけでふつーに生活していた感じ。

ホテルは...まあ一日50ドル以下のホテルにあんまり贅沢言ってもしょうがないんですが。とりあえずもうちょっと照明を明るくして欲しいなあというのがある。でもまあ、キッチンがあって、冷蔵庫があって、鍋もあって、食洗機もあったのでとりあえずよかった。


外食にしろ買い物にしろ、何回かこなせば勝手もわかり、何聞かれるかとかクレジットでどう払えばいいのかとかチップとかわかるようになりましたが、予想していないこと聞かれると全然わかんないですね。まあ、わかんなくてもどうにかなるというのもわかったけど。というわけで生活はどうにかなるかという感じにはなりましたが、語学は無力感を覚えることの方が多かった。

正直国内での開発以外に関わるとは全く思っていなくて、仕様書の英語が読めて最低限の英作文ができれば大丈夫だと思って英語の勉強に対するモチベーションはあんまりなかったんですが、こういうことになった以上、これからはコツコツやっていかないと駄目ですね。一朝一夕でどうにかなるものではないし、毎日やらないとなあ。

アメリカに10年ほど居る人に招待いただいたときに話を聞いたのですが、小学生ぐらいできた子供は毎日学校に通っていて英語漬けになっていたけど、一年半ぐらいはさっぱりだったという話を言ってた。もちろん今では英語ぺらぺらではあるんですが、それでも大学は行って最初の国語は成績悪かったとか。そういうのを聞くと、子供のように学ぶというのは、ちょっとこー、大変そうだなあと言う感じが。
一時期単語とか英英で理解した方が良いのかなあとも思ったんですが、簡単な単語ならともかく、難しい概念とかは明らかに日本語経由した方が効率が良いよなーと思うようになってきた。

あと、べつにアメリカに来たから語学力が増えると云う事はないというのはわかった。来た上で十分勉強する必要があるなあと。当たり前なんだろうけど。


観光は前述の通り、近くに全然見るところがないのですが、それでも結構頑張ってみて回ったのではないかと思います。以下行ったところをリスト。

・Wright Brothers National Memorial
ライト兄弟が初フライトをしたところです。キルデビルヒルズというかっこいい名前の丘に記念碑が建っていました。周りに全然山がないので、ちょっとした丘でも見晴らしがよかったです。初フライトした場所自体は丘ではなく、下の平地だったんですが...
同期が凧を揚げていた。

・Richmond
南部連合の首都があったところ。ワシントンDCに近いんですね。なんか不思議。ホワイトハウスを見たのですが、大統領の名前すら知らない状態なので、はーという感じ。昔の上流階級の家が見れたのはよかった。

・Pilot Mountain
一部が宇宙人の手で持ち上げられたかのようになっている面白い外見の山。刺激がなさ過ぎる日が続いていたので、すごい楽しかった。100マイルと近い場所にあったし。周りに本当に山がないので、すごい眺めがよかった。本当にこれは良かった。

・Duke大学
まあ、大学なんですが。庭園見たついでに大学を見に行ったけど、なかなか施設も重厚で良さそうだったのと、やたら立派な境界が敷地内にあったのが不思議な感じだった。

・NewYork
前日記を書いた。

・WilMinton
戦艦ノースカロライナを見てきた。第二次世界大戦中に日本と戦った船なので微妙な気分になりつつも、大興奮だった。迫力ある。主砲の中とかにも入れました。いろいろ部屋を見ていると、戦艦一つでちょっとした町のようなものだというのがわかりました。イリヤの空の最後に出てくるタイコンデロガの描写を思い出した。
子供に絡まれたが何を言っているのかはさっぱりわかんなかった。Iphone4が見たかったのだろうか。


海外行くなんて考えもしませんでしたが、行ってみると意外とどうにかなるもんだなあという感じです。会社のサポートがあってこそではありますが、単に暮らす分には語学もそこそこでいけそうな感じもしました。病院も含め意外とどうにかなるもんだと思えたのはよかったです。
ただ仕事というのを考えると、全然駄目なので、そこはちょっと意識して勉強していかないと駄目ですね。会議でネイティブ同士の会話とかを聞いているとほとんど聞き取れない状態なので、現状ではお話にならない感じです。電話会議とかだとさらにキツイし。
どういうのを聞き取れないといけないのかというのはわかったのはよかったかと思います。

というわけで、まとめると来てよかったなと思います。