2012年07月29日

また映画の感想。

ダークナイト ライジングとおおかみこどもの雨と雪


・ダークナイト ライジング
ダークナイトの続きというのと三時間弱という長時間で、楽しみ半分つまんなかったらキツイな半分という気分で見に行ったんだけど、時間が長いのが気にならないぐらい面白かった。108分が無限に感じられた某ブドリとは大違いだぜ。
あ、しかしビギンズの復習をしてから行けば良かったとは思った。

ただいくつか見てて??というところがあったので、あとでネットで見てたらわりと批評家に振るボッコにされてたので笑った。そこまで言うほどじゃねーだろと思った。
まあウェインどうやってゴッサムに戻ってきたんだよというのを一切書かないのはどうなのよとか、敵の動機と行動に明確な関連が見いだしづらいとかはどうにかしろよと言う気はした。あとロビン...

前作のジョーカーが印象的すぎたのでアレと比べるとなーというのもある。まあでも楽しく見られたので全然オッケーだなー。
ゴッサム市民にはなりたくないな!!

・おおかみこどもの雨と雪
細田監督の前二作は、面白いなーと思いつつも乗り切れないなーという感じだったんだけど、おおかみこどもは良かった! 最高かも知れない!!

シングルマザーの子育て映画で、結構つらい目に遭っているんだけど、ハナの圧倒的なタフさが作品をすがすがしいモノにしていると思う。ハナさん最高やで。
ハナのこどもへの思いを見てるとなんかこう、親が自分を育てたときはこういうことを思ったりしたのかなあとか、色々考えてありがたいような、申し訳ないような、そんな気分になった。

また見たいなあ。

2012年07月16日

映画の感想

いつも年に数回ぐらいしか見ないけど、最近結構映画見てるなー。主にアニメ映画だけど。そして外れが多い。全部アニメ映画だけど...。コレ一回1800円かかっているんだよな。社会人の娯楽ですね。

・テルマエ・ロマエ
コレは普通に面白かった。原作のおもしろさを上手く映像化してスゲー笑えたし、いい話で映画的に上手くまとめてたなー。ヒロインの頭が悪そうなところだけ気になったが。誰にでも勧められる気がした。
いや、ほんと。

・BLOOD-C
ひどかった。話とキャラと設定が全部意味不明という奇跡を成し遂げていた(+声優が棒)。あんまりに酷かったので、もしかして何か大事なピースを見逃しててそれが当てはまるとすごく面白くなるのかと思って本を買ったりして数週間ぐらい悩んだけど、最終的にやはり単につまらないだけだろうという結論に達した。
ひどかった。

・MIB3
見ている間は楽しくて、見終わった瞬間全てを忘れてしまうような典型的ハリウッドアクション映画だった。特に感想はない。

・図書館戦争
原作なりTVアニメを見ていれば面白かったのかも知れないけど、どうにもこうにも日本で公的な機関同士が銃撃戦やっていることに対する違和感が強すぎる。
作者の主張と作者の好みがフュージョンしてこういう設定になったのかなーと思うけど、もうっちょとどうにかならないのかな。
あと話が無駄に長いのと、クライマックスが酷いのが気になった。キャラ読み出来ると面白かったのかも知れない。

・ベルセルク ドルドレイ攻略
面白かった。原作を上手くまとめてると思う。削っても話が理解できるシーンはほぼ削られている感があるけど、お陰で一切だれることなく最後まで見られて非常に良かった。
3Dモデルのアップはちょっとまだキツイ感じがする。特にキャスカ。ただ格好いい戦闘シーンは3Dのお陰だと思っているので、バンバン使えば良いと思う。
ガッツを助けにボスコーンに突撃した兵士四人ぐらいが、一撃で吹っ飛ばされるシーンが最高に格好良かった。
次がすごく楽しみ。

・グスコーブドリの伝記
キャラがますむらひろしだし見てみたいな−、と思って行ってみたが酷かった。後半、脚本書くの面倒くさくなったから無理矢理終わらせたの? という感じだった。笑うしかなかった。
もともと短い原作を伸ばして伸ばしてダラダラと二時間ぐらいの映像にしたあげく恐ろしいまでの尻切れトンボ。本当にフィルムが途中抜けているのかと思った。気付かぬうちに意識を失ったのかも知れない。
最後のクライマックス、無音になったところで劇場のアナウンスがガッツリ聞こえたので、劇場もクソ。
映像のクオリティは高かったけど、動いているだけで楽しいというたぐいの映像ではない。色々残念だった。
久々に青空文庫で原作読み返したら面白かった。それだけは良かった。あ、最初に出てくるブドリの先生がすごく可愛かったのもいいですね。

こうやって見ると、打率1/2、アニメに限って言うと、1/4。マインスイーパーじゃねーんだぞ。日本のアニメ映画って基本つまんねーんじゃないかという疑いを抱いている。
映画は全然見てこなかったので、危険予知トレーニングが必要なんだろう。今年は色々みたい映画が多いので、打率が上がることに期待しよう。

2012年07月11日

うーん

大津のいじめによる自殺の話、僕の観測範囲がそうなだけということかも知れないけど、わぁい私刑、あかり私刑大好きみたいなのか、いじめられたら逃げろ...全力で....逃げるんだ.....!! みたいなのばっかでなんだかなーって感じがする。
加害者追い込めとか言ったり、実名さらしたりとかしてる人は、スマイリーキクチの「突然、僕は殺人犯にされた」を一万回ぐらい読めば良い。

議論するべきなのは今後いじめられて自殺する人がでないように社会として取り組むか、どういう制度を作っていくかという話だろうけど、書いている人あんまりいないし目立たない。テレビの報道とかはどうなんだろう。
実際は、注目のされないところで地道に取り組んでいる人もいるんだろうけど、遙か昔からいじめられて自殺する人が絶えないのに自殺→報道が熱狂→忘れ去れる→自殺みたいなサイクルが繰り返されているのを見ると残念になる。いじめで何をされたにせよ、自殺以外の選択肢を選べなかった時点で、社会に殺されているようなもんじゃないだろうか。

個人的にはいじめはあってはならないもの、と言う感じで取り組むのが無理なんじゃないかなーと思う。クラスでいじめが有ったら先生の評価下げるとか学校の評価下げるとかだったら、隠蔽されるの物理法則ぐらい当たり前だし。
ないほうがいいけど、普通にあるもの。ぐらいの定義にして、いじめの訴えが有った場合にどういうアクションを取るかの明確なマニュアルを作成して、世間や生徒に積極的に公開するといいのではないだろうか。訴えて何が起こるか分かれば、いじめられっ子も安心して相談できるし。
あといじめの相談窓口を学校にたしいて強制力のある別の機関にしなきゃいけないよね。

とか考えてたけど、こう言う大きい話って僕らみたいな一般市民からすると雲をつかむような話なので、わかりやすい的に石を投げるのもわかる。クソ野郎に正義の怒りをぶつけるのって楽しいしね!!