日記
台風の風雨は凄かったけどあっさりと過ぎて、急にずいぶん涼しくなった。このまま本格的な秋に突入するのかな。
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最近見た映画
・パシフィック・リム
巨大ロボットと巨大怪獣のガチンコプロレスを超クオリティでやるのがこんなに面白いと思わなかった。話も普通に面白いんだけど、なんと言ってもバトルが超燃える。ロシアとか中国のイェーガーの活躍するところも見たかった。
これは3Dで見なかったことは非常に後悔した。声優も豪華みたいだし、見た人は皆3Dでよかったと行って。
しかし、コレを見て日本は素晴らしいという論調に持っている人が多くて非常に謎い気分になった。日本映画の影響があるにせよ普通にハリウッド映画だよな。
どちらかというと日本でこのクオリティの怪獣映画がないことを残念がるべきなのでは。
次はデル・トロ監督の狂気山脈がぜひ見たいな。
・風立ちぬ
普通に面白かったな。技術系にいる人間としてはこういう傑出した技術者の話を見ると何というか、ちょっとうらやましい気分になる。そういう意味でカラシニコフの伝記を見た時の気分に似ていた。
幻想的なシーンも寡黙な主人公の心情をよくわかるようでなかなか良い具合。主人公の声も技術キチガイの感じが良く出ていて全く違和感なかった。
ちなみにこの映画は伝記だと思ってみていたので、実際に堀越二郎が妻を結核でなくしたと思ってたんだけど、創作部分だったみたいなので、アレってなった。
よかった、死んだ菜穂子はいなかったんだ…。
最近CMでラストシーンを出しててえ……ってなった。生きねば。
・マン・オブ・スチール
スーパーマンの映画、しかもオリジンものと言うことで楽しみに見に行ったけど、
クリプトン星の滅亡からロイス・レーンとのなれそめ、自分の出生の秘密を知りスーパーマンとなって最終的にクラーク・ケントが新聞社に勤めるまでを非常に丁寧に書いてて良かった。
途中でトイレに行きたくなったので、もうちょっと短くてもよかったけど。
映像的には超人同士のおおざっぱなバトルが大迫力でとても素晴らしかった。ぶん殴ってビルにたたきつけて突き抜けた相手に追いついてもう一度ぶん殴ってみたいなドラゴンボール的バトルが非常に説得力のある映像で作られてて良かった。マトリックスの第三部もドラゴンボール的と言われてたけど、さすがにこっちの方が全然良いな。時代の流れって素晴らしい。
そういえばドラゴンボールの導入って完全にスーパーマンと同じなんだなあということに今更気がついた。
これでDCのバットマン以外のヒーローも盛り上がると良いなあ。今度はバットマンがでてくるスーパーマン映画という噂だし、その後はジャスティスリーグが控えているみたいだし楽しみ。
しかしスーパーヒーローというのは何度誕生すれば良いのだろうな…。なんどジョー・チルはトーマス・ウェインを撃ったのか問題。
・劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
完全にテレビ版のファン向けの劇場版だった。そういう意味でスタードライバーと真逆の作りだな。テレビの一年後から個々のキャラクターが回想するという作りで話の筋の説明は全然ないので、話題になっているからと初めて見た人は開始五秒で一光秒ぐらい置いてかれたことだろう。
泣き場面集みたいになっているところもあってちょっとやり過ぎじゃないかと思ったけど、段々テレビ版を思い出していって、最後の方ではちょっとほろりとしてしまったので、しっかりと制作者の手のひらで踊れた気がする。
良く出来た作品ですよ…。
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最近引っ越した。
引っ越して、会社が遠くなり、駅が遠くなり、山が近くなった。
山と高原地図の詳細地図に普通に自宅のある場所が載っているので心が温かくなりますね。家から歩いて十分ぐらいで登山コースに突入できる。登山コースと行ってもまだ舗装道路だけど。
生活するのに必要なお店は徒歩圏内にあるし、窓を開けると眺めが良いし、ドアを開けると眺めが良いし、静かだしで周辺環境については大体満足ですね。窓もドアもどっちも山が見えるんだよなー。良い眺め。
鉄筋壁式構造のアパートなので周りの部屋の存在感が皆無なのも良い。思ったより家賃は安くなかったけど、東京住んでた時の狭くて音筒抜けのアパートより安いんだから都心から離れてる恩恵と言えばそうなのかも知れない。
1LDKの部屋を借りて、1部屋にパソコン、机、本棚をまとめて、LDはベッドとテーブルとチェストだけにしたので非常にスッキリして良い感じの部屋になった。まだ収納の中は渾沌としているのだけど…。まあこれはゆっくりじっくり片付けていこうと思う。
捨てた方が良いだろう物も結構あるしなあ。
しかし寮と比べて非常に快適なので、さっさと出ればよかったのかもしれないなあ。
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アパート暮らしで久々にまともに自炊できるようになったので、ちゃんと自炊を始めた。寮にいた時はシリコンスチーマーをつかった肉野菜蒸しの超ヘビーローテーションだったので、比べると結構食生活は豊かになったと思う。
ちょうど引越前にEAT&RUNというトップクラスのウルトラランナーの自伝を読んだらヴィーガンだということだったので、肉、野菜の類いは基本的に使わないことにした。マジメにベジタリアンをやるかどうか悩んだんだけど、そこまでやる必要はないかな、という結論に達した。というか日本でヴィーガンをやるのは難易度が高すぎ無理。もし体に良かったとしてもストレスがヤバそう。
とりあえずは朝夕は肉・野菜なし、とはいっても卵、乳製品はOKだし昼は普通に食うという適当さに落ち着いた。
肉買わないと食費が少し安くすむのと皿洗いが楽で良い、ということが分かった。
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せっかくだしベジタリアンについてもちょっと調べようかなあと思っていくつか読んだんだけど、フィッツ・フォー・ライフというナチュラル・ハイジーンという食事についての本がちょっとアレだったのが気になった。
ローフーディズムとフルータリアンを酵素栄養学とかの怪しげな理屈で理論化した感じのお話。厳密なローフーディズムではないんだけど、生食礼賛なのは違いない。全般的に脅迫的な論調なのが非常に不愉快。
そしてデジタル・ハイジーンを実践したら一週間で9キロ痩せたとか、え、それ栄養失調じゃないの? みたいな心温まるエピソードも色々あって心が温まる。
要は現代アメリカの典型的な食事があまりにもあんまり不健康だからそれよりもちょっとはましな食事をすれば、比較的に健康になるという話なんだろうな。
まあ、この辺は火の賜物―ヒトは料理で進化した でしっかり批判されてるからそれ読めばいいんだろうね。
しかし過ぎたるは尚及ばざるがごとし、という典型のような話だった。コレ実践しようとして健康を害する人もいるんじゃないだろうか。
ベジタリアンについての本だと、わたしが肉食をやめた理由が一番よかった。何が良いって、ベジタリアンになる主な三つの理由、環境問題、健康問題、倫理問題を上げておきながら、どれについてもベジタリアンの明確な優位性を語れていないところ。
非常に誠実な感じがしますね。